観光シーズン前に不安の声
“絶景の湖” 遊覧船を12年放置
【きょう注目NEWS】
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“絶景の湖” 遊覧船を12年放置
風光明媚な湖に4隻の遊覧船が長年放置されていて、夏の観光シーズンを前に行政が大きな決断に踏み切ろうとしています。
十和田湖に12年放置の遊覧船、行政代執行へ
風光明媚な景色で知られる青森県の十和田湖に3階建ての大型遊覧船が4隻、12年にわたって放置され続けています。
船体の一部にはペンキのはがれや穴が生じており、さらに去年2月には記録的な大雪による雪の重みと強風に耐えられず、1隻が転覆するという事態にまで発展しました。
夏の観光シーズンを前に、県はついに行政代執行に踏み切る構えを見せています。
破産、所有権の移転、そして12年の放置
遊覧船が放置されるきっかけとなったのは2013年、運営していた会社の破産でした。
その後、元従業員が立ち上げた組合が船を取得し、翌年から運行を再開しましたが、桟橋の使用料を滞納したため、2015年に4隻は不法係留船となりました。
県はこれまでに26回にわたって所有者に撤去を指導してきましたが、具体的な動きは一切ありませんでした。
県の担当者は「十和田湖は観光地として知名度が高く、景観への影響も大きい。再三にわたり指導してきた」と話します。
所有者側は内部で協議しているとのことですが、撤去に向けた具体的な回答は得られていない状況です。
今月末までに撤去なければ行政代執行
費用は約3億9000万円
県は所有者に対して、今月末までに撤去しない場合は行政代執行に踏み切ると通達しています。
先週には神奈川県川崎市でも、8年間放置されていた遊覧船に対して行政代執行による解体撤去が行われており、同様のケースとして注目されています。
県はすでに今年度の予算に遊覧船4隻の撤去費用として約3億9,000万円を計上しており、費用は所有者である組合に請求する方針です。
観光地の景観を損ない、安全面でも懸念が生じている放置船問題。所有者の対応が進まない中、行政がやむなく動かざるを得ない状況に追い込まれています。
十和田湖の美しい景色を守るためにも、一日も早い解決が望まれます。
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