イギリス新首相
「北の王」バーナム氏とは
【けさ知っておきたいNEWS】
グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
「北の王」アンディ・バーナム氏
イギリス新首相に就任
イギリスの新しい首相に、労働党のアンディ・バーナム氏(56歳)が20日に就任します。
イギリスはEU離脱後の移民問題や物価高、そして失政などが重なり、この10年間でなんと6人もの首相が辞任に追い込まれるという混乱が続いてきました。
その中で新たなリーダーとして白羽の矢が立ったのがバーナム氏です。
バーナム氏はイングランド北部リバプール出身で、Tシャツにジャケットという気取らないスタイルで親しみやすさを演出しています。
プレミアリーグのエバートンの熱心なサポーターで自身もプレーするスポーツマンでもあります。
労働者階級の家庭に生まれ、名門ケンブリッジ大学に進学。
在学中に出会った妻との間に1男2女をもうけ、家族を大切にする人柄としても知られています。
イギリス政治に詳しい専門家は「コミュニケーション能力が非常に高く、人々に寄り添える人物だ」と評しています。
マンチェスター市長として培った実績
「北の王」の異名
バーナム氏は2001年に31歳で下院議員に初当選し、文化・メディア・スポーツ大臣や保健省などを歴任しました。
2017年にはマンチェスター市長に転身し、その手腕が高く評価されています。
就任後は民間で運営されていた公共交通機関を再び公営化し、運賃値下げと定時運行を実現して乗車率を大幅に改善しました。
高層ビルの建設や都市開発も積極的に進め、ロンドンに次ぐ高い経済成長率を達成しています。
特に注目を集めたのがコロナ禍での行動です。
ジョンソン政権が強硬なロックダウンを迫る中、財政支援を求めてイングランド北部全体を代表して政府と激しく対立しました。
この姿勢から「北の王」という異名がつき、全国的な知名度を獲得しました。
今年5月の統一地方選で労働党が大敗すると「バーナム氏が党を率いるべきだ」という声が高まり、6月に国政に復帰。
9年間務めたマンチェスター市長を辞して首相の座に就くことになりました。
「イギリス版地方創生」を掲げるが
財政が最大の壁に
バーナム新首相が力を入れるのが、日本で議論されている政策と共通するところがあります。
首都ロンドンへの政治・経済の集中が著しいイギリスでは、地方との格差が深刻な問題となっています。
そこでバーナム氏はマンチェスターに首相官邸の一部機能を移転させるという、いわば「イギリス版副首都構想」ともいえる構想を打ち出しています。
この点は日本でも議論されている地方への機能分散と共通しており、注目されます。
また水道やエネルギーなど公共サービスの公的管理拡充も掲げており、あらゆる地域で成長を促進させると意気込んでいます。
しかし専門家はここに最大の懸念を示します。
「どれもお金のかかる政策ばかりで、財政規律が厳しい中でどこまで財政的な裏付けができるかが最大の焦点だ」という指摘です。
期待を背負ってスタートを切るバーナム新首相が、混乱続きのイギリス政治をどう立て直すか注目が集まっています。
| マンチェスター市は、去年大阪市と姉妹都市になっさています。 その際大阪市は、バーナム氏に大阪ならではのあるものをプレゼントしています。 これが今朝の「けさ知っておきたいNEWS検定」です。 大阪市がバーナム氏に贈呈したのは? |
NEWS解説
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