現代のナチス? ドイツで極右政党が躍進
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
ドイツで極右政党が州議会選で第一党に
ドイツの16州のひとつ、ザクセン・アンハルト州で行われた州議会議員選挙で、極右政党「AfD(ドイツのための選択肢)」が第一党となりました。
過半数まであと3議席届かなかったものの、現在は連立での政権樹立を模索中です。
もし実現すれば戦後初の極右政権となり、ドイツの歴史が大きく変わる可能性があると注目されています。
移民排除・愛国教育・インクルーシブ廃止を主張
AfDはもともと大学教授らが創設した政党でしたが、
現在は極右政党へと変容しています。
主な公約は3つです。
1つ目は移民政策の見直しで、非正規移民の即時送還を強く掲げています。
現職のメルツ首相も「出身地や肌の色に基づく民族浄化だ」と強く非難しています。
2つ目は歴史認識についてです。
ドイツでは第二次世界大戦やナチスによるユダヤ人大量虐殺を「負の歴史」として憲法や教育に反映させていますが、AfDはこれを「罪悪感の永続化」と批判し、愛国教育を打ち出しています。
3つ目はインクルーシブ教育の廃止です。
障害の有無にかかわらず共に学ぶインクルーシブ教育に対し、AfDは「障害児と健常児が同じ教室で学ぶ実験は失敗した」と主張しています。
ドイツ人権研究所や障害者団体は「AfDは障害者にとって危険な存在」と指摘し、教育現場からは「ナチスを想起させる」という声も上がっています。
経済格差と物価高が支持拡大の背景に
批判の声が多い中でなぜ支持が広がっているのでしょうか。
ザクセン・アンハルト州は16州の中で一人当たりのGDPが最も低く、旧西ドイツ地域との経済格差が拡大しています。
物価高騰も続く中、「現政権は何もしていない」という不満のはけ口としてAfDへの支持が集まっているとみられています。
注目すべきは、ドイツの国政においてもAfDが政党支持率トップに立っているという点です。
次の国政選挙でAfDが政権を取った場合、ドイツ国内でのさらなる右傾化だけでなく、ヨーロッパ全体への波及が危惧されています。
きょうのNEWS解説まとめ
経済的な不満と移民問題への不安が重なり、かつての負の歴史を繰り返しかねない動きがドイツで起きています。
州議会での躍進にとどまらず、国政レベルでの影響が広がるかどうか、今後の動向から目が離せません。
NEWS解説
-「けさ知っておきたいNEWS検定」前のNEWS解説-
□ AfDは別名「○○の党」と呼ばれていた?
【お天気検定】
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