水槽が主役の美しい世界!
「ネイチャーアクアリウム」人気の秘密
【GOOD!いちおし】
テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
ネイチャーアクアリウム人気の秘密
| 水槽の中に小さな大自然を作り出すネイチャーアクアリウム。 お魚よりも水草が主役です。 多くの愛好家を魅了する理由を調査しました。 |
水槽の中に大自然を作る
「ネイチャーアクアリウム」
今回の「GOOD!イチオシ」では、水槽の中に小さな大自然を再現する「ネイチャーアクアリウム」が紹介されました。
近年、アクアリウムやテラリウムの人気が高まっています。
先月に開催された国内最大級の即売会イベント「アクアリウム・バス」には、魚や水草、爬虫類、両生類などさまざまな生き物を愛する人たちが集まり、中には「水槽の95%は水草」というほど植物を中心に楽しむ愛好家がいました。
魚の生息地そのものを再現するワイルドアクアリウムや、植物と両生類を一緒に楽しむテラリウムなど、楽しみ方はさまざま。その中でも今、特に注目されているのがネイチャーアクアリウムです。
「ネイチャーアクアリウム」
魚ではなく水草が主役
「ネイチャーアクアリウム」は、ADAの創業者で写真家・天野尚さんが提唱した日本生まれの手法です。
一般的なアクアリウムでは魚が主役になることが多いですが、ネイチャーアクアリウムでは水草が中心です。
水槽の中に森や川辺のような景観を作り、自然の生態系そのものを再現します。
特徴的なのが、二酸化炭素を水槽へ添加することです。
水草に光合成を促すことで、水草から酸素が生まれ、小さな気泡として目で確認できます。
その酸素で魚などの生き物が呼吸し、生き物のふんなどをバクテリアが分解すると、それが水草の栄養になるという自然の生態系を水槽内で再現するのが、「ネイチャーアクアリウム」です。
水草が豊かに茂る環境は魚にとっても居心地がよく、知らないうちに赤ちゃんが生まれることもあるそうです。
「ネイチャーアクアリウム」
世界的なコンテストも開催
ネイチャーアクアリウムは世界中に愛好家がおり、作品を競う国際的なコンテストも開催されています。
昨年のグランプリ作品はマレーシアの作者によるもので、写真を見ると本物の自然を屋外で撮影したかのような仕上がりです。
中国の作品では、水槽とは思えないほどの奥行きが表現され、本当の川の中にいるような景色が作られていました。
日本人アーティストによる「はるかぜ」という作品では、水面の揺らぎまで演出されています。
東京都内では、すみだ水族館に大型の「ネイチャーアクアリウム」があり、迫力ある水草の世界を楽しむことができます。
「ネイチャーアクアリウム」
初心者でも楽しめる
一見すると難しそうですが、初心者でもポイントを押さえれば挑戦できます。
最初に重要なのが「構図」です。
流木を中心にするのか、石を使うのか、力強い雰囲気にするのか、穏やかな景色を目指すのかを最初に決めます。
天然の流木は一つとして同じ形がありません。
どの流木を選ぶかによって、水槽全体の印象が大きく変わるため、この素材選びも楽しみの一つです。
続いて重要なのが「水草選び」です。
水槽の手前を前景、中ほどを中景、奥を後景と考え、それぞれ成長後の高さを想像しながら選びます。
前景に背の高い水草を選んでしまうと、育ってきた時にどうしても壁のようになってしまうので、前景草で選ぶ水草はじゅうたん状に広がる水草を選ぶのがポイントです。
前景には「キューバ・パールグラス」「グロッソスティグマ」などがおすすめ。
背景草の初心者におすすめが、複数の水草がこけ玉のようにまとめられた「侘び草」などを使うことで、立体的な景観を作ることができます。
佐々木アナウンサーが挑戦
テーマは「今日も右肩上がり」
番組では、取材に行った佐々木アナウンサーが幅と奥行き15センチほどの小型水槽作りに挑戦しました。
メインとなる流木を右肩上がりになるように配置し、その周囲に前景、中景、背景の順で水草を植えていきます。
完成した作品のテーマは「今日も右肩上がり」。
成長していく水草の生命力から元気をもらいたい、という思いが込められました。
本格的な大型水槽では、ボンベなどの機材を含めて60万円ほどかかる場合もありますが、今回のような小型水槽なら必要な機材を含めておよそ6万円から始められるそうです。
小型のエビや、コケを食べてくれる魚を入れることもできます。
2週間で水草が大きく成長
水槽を作ってから約2週間後、植えた水草はしっかりと成長していました。
最初は少なかった水草がふさふさと広がり、短期間でも景色が大きく変わります。
日々変化していく様子を観察できることも、ネイチャーアクアリウムの大きな魅力です。
長く楽しむためには、定期的に水を半分ほど入れ替えたり、伸びすぎた水草をトリミングしたりする手入れが必要です。
完成した瞬間がゴールではなく、植物が成長することで景色も少しずつ変化していくネイチャーアクアリウム。
水槽の中に自分だけの小さな自然を作り、育てていく楽しさが、多くの人を魅了している理由なのかもしれません。
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