「日本人の名字ルーツ&ナゾ追跡」
酒井&工藤ほか 難読名字も
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
酒井&工藤ほか 難読名字も
名字のルーツに迫る企画も今回で9回目。
今日も皆さんご存知の名字が生まれた背景を深掘りします。
身近な風景にまつわる名字から、意外な由来を持つものまで、読めたらすごい難読名字も登場します。
名字のルーツ第9弾!
身近な名字に隠された意味
名字のルーツに迫る企画の第9弾。
これまで日本の名字ランキング60位までの由来や歴史を見てきましたが、今回は61位以降の名字に注目です。
森田さん、原さん、柴田さん、酒井さん、工藤さんなど、私たちの周りにも多い身近な名字が登場。
普段何気なく呼んでいる名字にも、地形や田んぼ、職業、武士の歴史など、さまざまな背景があります。
読めたらすごい難読名字では、漢字の見た目からは想像できない読み方に、名字の奥深さを感じる内容となっていました。
森田さんと原さんは地形にまつわる名字
ランキング61位は「森田」さんです。
森田という名字は、文字通り「森」と「田」に関係する名字です。
ただし、森の中に田んぼがあるという意味ではなく、森の近くにある田んぼを指していたと考えられています。
「森田」には、森の字が異なる表記「盛田」もありますが、意味に大きな違いがあるわけではないそうです。
もともと「もりた」という言葉が先にあり、そこにどの漢字を当てたかによって表記が分かれたと考えられます。
62位は「原」さんです。
原も地形に由来する名字です。
昔は、同じ平地でも水田になっている場所を「野」、水田になっていない場所を「原」と区別していたそうです。
今では「野」も「原」も似たような意味に感じますが、かつては土地の使われ方によって分けられていました。
原さんは全国に広く分布していますが、特に島根県の出雲地方に多いといいます。
出雲地方は平地が広がる地域で、その地形が名字の多さにも関係しているようです。
実りのよい田んぼを表す柴田さん
63位は「柴田」さんです。
田んぼに関係する名字ですが、「柴」とは山にある雑木や小枝のことを指します。
昔話の「おじいさんは山へ芝刈りに」という言葉がありますが、これは芝生を刈るというより、山で雑木の枝などを取ってくることを意味していました。
取ってきた柴は垣根に使われるほか、田んぼに入れる肥料としても使われていました。
化学肥料がなかった時代、柴を田んぼに入れることは、土地を豊かにする大切な方法でした。
つまり柴田とは、肥料が入った実りのよい田んぼを意味する名字だと考えられています。
田んぼが大切だった時代には、良い田んぼであることを表す名字が多く生まれました。
たとえば、実りの良い田んぼを意味する「吉田」さんや、福をもたらす田んぼを意味する「福田」さんもそのひとつです。
酒井さんはお酒ではなく地名が由来
64位は「酒井」さんです。
酒という字が入っているため、水がきれいな場所や酒造りに関係しているように思えますが、実は多くの場合、地名が由来だといいます。
全国には昔から「堺」「坂井」「酒井」といった地名が多くありました。
その中で、縁起の良い漢字として「酒」の字が当てられたと考えられています。
お酒は、正月のお屠蘇や神社で神様に供える神酒など、日本では古くから縁起の良いものとされてきました。
そのため、地名に良い意味を込めて「酒井」という漢字が使われるようになったようです。
歴史上の人物では、徳川四天王の一人・酒井忠次が有名です。
酒井氏は、徳川家康の先祖である松平家の時代から仕えた譜代の家臣の一族でした。
愛知県の境という地名に住んでいた一族が名乗ったことに由来するとされています。
工藤さんは藤原氏につながる名字
65位は「工藤」さんです。
「藤」がつくことから、藤原氏に関係する名字です。
佐藤さんや斎藤さんと同じように、権力を持ち増えすぎた藤原氏を区別するため、役職や住んだ場所と「藤」を組み合わせて生まれた名字のひとつです。
工藤の「工」は、朝廷の建物の修繕などを担当した部署「木工寮」に関係しています。
木工寮には「木工助」という役職があり、この役職についた藤原氏が、「木工助」の「工」と藤原の「藤」を合わせて「工藤」と名乗ったのが始まりとされています。
工藤さんは、特に青森県に多く、青森県では県内で最も多い名字が工藤さんだそうです。
これは、藤原南家の流れをくむ工藤氏が鎌倉時代に源頼朝の有力家臣となり、東北に領地を与えられたことが関係しています。
一族が東北へ移り住み、そこで広がったため、今でも青森県に工藤さんが多いのです。
読めたらすごい難読名字「一尺八寸」
ここで、難読名字の「一尺八寸」と書く名字はなんと読むでしょうか?
普通に読むと長さの単位に見えますが、名字では「かまつか」と読みます。
一尺八寸は約55cmほどの長さを表し、これは昔の道具「鎌」に関係しています。
鎌の刃があって持つところは「鎌のつか」で、そこに一尺八寸という漢字を当てたと考えられています。
静岡県には「鎌塚」という地名があり、そこに住んでいた一族が「鎌塚」を名乗りました。
その後、分家などの際に漢字を変えることがあり、「一尺八寸」という表記が生まれたそうです。
昔の人にとって、「鎌のつか」が一尺八寸ほどであることは身近な知識だったのかもしれません。
「部田」と「雲母」の意外な読み方
続いての難読漢字「部田」は「とりた」と読みます。
「服部」と書いて「はっとり」と読む名字がありますが、その「部」の字が関係しています。
もともとは鳥と田で「鳥田」だったものに、服部の「部」の字を当てた可能性があるそうです。
服部の先祖は、機織りを職業とする「機織部」に関わっていたとされます。
そこから「はたおりべ」が「はっとりべ」に変化したそうです。
最後は「雲母」と書く名字。
漢字では「うんも」とも読みますが、名字では「きら」または「きらら」と読みます。
雲母は、光を受けるとキラキラと輝く鉱物です。
浮世絵などで、鉱物の雲母の粉をニカワに溶いて紙に刷る「雲母摺り」という技法があり、光の加減で上品に輝きます。
このキラキラとした様子から、雲母は「きら」「きらら」とも呼ばれ、名字にもその読み方が使われるようになったそうです。
身近な苗字にも、地形、田んぼ、職業、歴史、道具、鉱物など、さまざまな由来が隠されています。
普段何気なく使っている名字も、ルーツを知ることで、その土地や時代の暮らしが見えてくるのが面白いところです。
GOOD!いちおし
□ 横浜市で来年開催されるのは?
【お天気検定】
□ 「イルカ」のヒレ 骨があるのは?
【エンタメ検定】
□ 高石あかり サウナでの勘違いは?
|
「今知っておきたいNEWS検定」「お天気検定」 |
テレビ雑誌検定クイズプレゼントの応募方法

お天気検定