3カ月~1年 短期の定期預金人気 なぜ?
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
今、1年未満の短期定期預金にお金を預ける人が増えています。
日銀によると、今年8月の定期預金残高は前年同月比で8%増加しました。
中でも3カ月から6カ月の商品は26%増、半年から1年の商品は23%増。
一方、10年を超える長期定期は2%増にとどまり、短期商品の人気が際立っています。
銀行各社が高金利キャンペーン
人気の理由の一つが、銀行による預金獲得競争です。
例えばソニー銀行では、新規口座開設者向けに3カ月ものの定期預金で年2%のキャンペーンを実施しています。
100万円を預けた場合、税引き後でも普通預金より多くの利息を受け取れる計算になります。
SBI新生銀行でも、60歳以上の会員を対象に、店頭限定で3カ月もの年2%~2.2%台のキャンペーンを展開しています。
メガバンクでも、一定の条件を満たすと短期の定期預金に通常より高い金利を適用する商品が増えています。
最大の理由は
「これから金利が上がる」という期待
もう一つの大きな理由が、日銀の利上げです。
日本では長く低金利が続いていましたが、2024年にマイナス金利政策が解除され、その後、政策金利は段階的に引き上げられてきました。
今後も金利が上がれば、銀行の定期預金金利もさらに高くなる可能性があります。
そのため、「今の金利で10年間固定するより、半年や1年程度で満期を迎え、その時にもっと高い金利の商品へ乗り換えたい」と考える人が増えているのです。
なぜ長期定期より
短期が有利になることも?
一般的には、預入期間が長い定期預金ほど金利が高くなる傾向があります。
ただし、金利が上昇している局面では話が変わります。
例えば10年定期を年1%で契約すると、基本的には10年間その金利が続きます。
その間に市場金利が上昇して、新しい定期預金が年2%、3%になっても、すぐには乗り換えにくくなります。
一方、半年ものなら満期を迎えるたびに、その時点でより金利の高い商品へ預け替えることができます。
金利上昇が続けば、短期定期を何度も乗り換えた方が、結果的に多くの利息を受け取れる可能性もあります。
途中解約のリスクも少ない
定期預金は、基本的に契約時の金利が満期まで適用されます。
長期定期を途中で解約すると、当初予定されていた金利より低い「中途解約利率」が適用されることがあり、利息が大きく減る場合があります。
その点、3カ月や半年などの短期定期なら満期まで待ちやすく、資金を動かしやすいというメリットがあります。
きょうのNEWS解説まとめ
短期定期預金が人気になっている背景には、銀行各社の高金利キャンペーンと、今後さらに金利が上がるという期待があります。
長期間お金を固定するのではなく、3カ月や半年ごとに満期を迎え、その時点で条件の良い商品へ乗り換えるという考え方が広がっています。
金利上昇局面だからこそ、「少し待てばもっと高い金利になるかもしれない」と考え、短期の商品を選ぶ人が増えているのです。
NEWS解説
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