新防衛協定「イスラム版NATO」とは
【けさ知っておきたいNEWS】
グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
新防衛協定”イスラム版NATO”とは
サウジ・トルコ・パキスタン
メッカ共同防衛協定を締結
サウジアラビア・トルコ・パキスタンの3カ国がメッカ共同防衛協定を結びました。
いずれか一国への攻撃を3カ国全てへの攻撃とみなす規定を盛り込んでおり、”イスラム版NATO”とも報じられています。
3カ国はそれぞれ異なる強みを持っています。
サウジアラビアは世界最大級の石油輸出国で豊富なオイルマネーを有し、トルコは3カ国で唯一のNATO加盟国としてアメリカに次ぐ第2位の兵力を持ちドローンなどの防衛産業も急発展中です。
パキスタンはイスラム圏で唯一核兵器を保有し、核抑止力を持っています。
注目すべきはサウジアラビアとトルコがわずか4年前まで中東の主導権をめぐって対立関係にあったという点です。
その両国が手を組んだことは大きな変化といえます。
アメリカ依存脱却が共通の狙い
中東情勢に詳しい専門家によると、3カ国がそれぞれ異なる強みで補完し合うことで、中東地域の安全保障をアメリカだけに頼らない新しい枠組みを作る狙いがあるということです。
また純粋な安全保障だけでなく各国の思惑も絡んでいます。
サウジアラビアは石油依存からの脱却を目指しており、新たな産業育成でトルコとパキスタンから支援を得たい考えです。
一方のトルコとパキスタンはサウジアラビアの豊富な資金力を活用したいという思惑があります。
異なる利害が絡み合いながらも共通の目標に向かって3カ国が結びついた形です。
防衛協定拡大の可能性と現実的な限界
この防衛協定はさらに拡大していく可能性もあります。
トルコの外相はエジプトが加わる可能性に言及しており、クウェートやカタールが参加するという見方も出ています。
当初12カ国だったNATOが現在32カ国に拡大したように、参加国が増えていく道筋を辿るのかどうか注目が集まっています。
ただし、専門家は現実的な限界も指摘しています。
歴史的に見ても中東地域で足並みを揃えることは難しく、例えばイランがサウジアラビア国内のアメリカ軍事施設を攻撃してエネルギー施設が被害を受けた場合、トルコとパキスタンがイランに対して攻撃を仕掛けるかというと、両国は現在アメリカとイランの仲介国という立場でもあり、そうした行動は取りにくいとみられています。
そのため現状ではこの協定は実質的な軍事同盟というよりも象徴的な意味合いが強いものになるのではないかというのが専門家の見立てです。
NEWS解説
-「けさ知っておきたいNEWS検定」前のNEWS解説-
□ 2017年”アラブ版NATO”提唱した国は?
【お天気検定】
□ 「王子グループ」設立に深く関わった人物は?
【エンタメ検定】
□ 小林幸子 夏休みにやりたいことは?
|
「今知っておきたいNEWS検定」「お天気検定」 |
テレビ雑誌検定クイズプレゼントの応募方法

お天気検定