プール活用「クルマエビ養殖」 異業種の強み生かす
【きょう注目NEWS】
グッド!モーニング「きょう注目NEWS」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
プール活用 クルマエビ養殖
使われなくなったスポーツクラブのプールを再利用し、クルマエビの陸上養殖に取り組む電気工事会社が注目されています。
異業種ならではの技術や経験を生かし、安定した食料生産を目指す新しい試みです。
廃プールで始まった車エビの陸上養殖
プリッとした食感と上品な甘みが特徴のクルマエビは、網焼きやえびせんなど、さまざまな料理で親しまれています。
そのクルマエビを育てているのは、養殖業とは一見縁がなさそうな電気工事会社の「サンエー」です。
使われなくなったスポーツクラブのプールを水槽として再利用し、海ではなく陸上の施設内で養殖を行っています。
現在は、水温や水質、エサの与え方などを変えながら、どの方法が最も成長しやすいかを調べている段階です。
約1万8000匹のエビを育成
水槽で育てているクルマエビは、およそ1万8000匹。先月導入された稚エビは現在約5センチですが、順調に成長すれば、半年ほどで約17センチになるといいます。
陸上養殖は、台風や海水温の変化、赤潮など、天候や海の環境に影響されにくいことが大きな特徴です。
年間を通して安定した生産が期待できるため、将来の食料供給を支える方法としても注目されています。
一方で、水を循環させたり酸素を送り込んだりする設備を24時間動かす必要があり、電気代が大きな課題となります。
電気工事会社ならではの強みを活用
この会社の強みは、電気設備の専門知識を持っていることです。
設備の設計や省エネ対策を自社で行えるため、陸上養殖で大きな負担となる電気代の削減に取り組んでいます。
さらに、太陽光発電事業も手がけていることから、施設に太陽光パネルを設置。発電した電力を養殖設備に活用し、運営コストを抑える工夫をしています。
異業種から養殖事業へ参入することで、それぞれの分野で培った技術を新しい産業に生かせる点も、この取り組みの大きな特徴です。
食の安定供給に貢献する新しい挑戦
会社では今後、クルマエビを安定して育てるためのノウハウを確立し、一般の消費者や卸売業者への販売を検討しています。
使われなくなった施設を再利用し、太陽光発電と電気設備の技術を組み合わせた車エビの陸上養殖。
電気工事会社だからこそ実現できる取り組みとして、食料の安定供給や地域資源の有効活用につながることが期待されています。
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