・大学に通学するために、700万円の奨学金を利用した回答者。
奨学金を借りた理由を尋ねると、「高校生のころ父が他界し、実家は経済的に余裕がありませんでした。しかしどうしても音楽の勉強をしたく、私立の大学に通うため、奨学金を借りました」と話しました。
また、「当時は奨学金の仕組みについてよく分かっておらず、親に言われるがまま利用した記憶があります」と告白。家族からのすすめで多額の奨学金を借りた事実を明かしています。
順調だった返済に突然の陰り「給料が大幅に下がり結局退職」
奨学金を返済するため、給与の高い会社で働いていた回答者。
しかし「病気になってしまい正社員として働くことが難しくなりました」「給料が大幅に下がり、結局退職したため経済困難に陥り苦労した時期があります」と、病によって苦しい生活を送った過去を述べました。
また、「結婚する際、奨学金を抱えていることを相手の男性がどう思うかとても心配で、なかなか言い出せませんでした」「結婚後も自分で仕事をして返済していますが、現在妊娠中のため仕事をセーブしなければならず、返済に不安を感じています」と、結婚や妊娠、出産と奨学金返済の両立における苦悩に言及。
奨学金返済がライフイベントと幸せな家庭生活の足かせとなっている様子がうかがえます。
「こんなに大変なら進学を諦めるべきだったかも」
学生時代、奨学金を借りる手続きは非常に簡単だったと話す回答者。
その一方で、「今は借りたことを後悔しています。社会人になってから返済が苦しく、こんなに大変なら進学を諦めるべきだったかもと思うこともあります」と、奨学金の利用に対する激しい後悔を打ち明けました。
加えて、「自分の力で生活したことがない学生は、お金の価値がわからず卒業後の返済シミュレーションも難しいと思います。『奨学金』というと聞こえはいいですが、借金であることに変わりはありません」と、金銭感覚が十分に発達していない学生に利用を安易に勧める現行の奨学金制度への疑問を提示。
「もう少し借りることに慎重になれるような名称や、学生に対する教育などが進めばいいと思います」と話し、名称の変更と奨学金制度に関する事前教育の拡充を求めています。
fa-calendar2024年1月16日 7時40分
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