日系人大統領再び ペルーと日本の深い関係
【けさ知っておきたいNEWS】
グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
日系人大統領が誕生
ペルーと日本の深いつながり
南米ペルーの大統領選挙で、日系三世のケイコ・フジモリ氏が得票率わずか0.27%という僅差で勝利したと選挙管理委員会が発表しました。
正式な確定は7月3日とのことです。
ケイコ氏は、かつてペルー大統領を務めたアルベルト・フジモリ元大統領の長女にあたります。
これを機に、日本とペルーの歴史的なつながりを改めて見ていきましょう。
ペルーと日本
125年以上にわたる移民の歴史
ペルーは南米の西側に位置し、面積は日本の約3.4倍、人口は日本の3分の1から4分の1ほどの国です。
マチュピチュやナスカの地上絵など世界遺産でも有名で、日本からの観光客も多く訪れています。
日本との関わりで特に注目されるのが移民の歴史です。
1899年、790人の日本人がサトウキビ農場の労働者として横浜港から「佐倉丸」に乗り込み、1か月以上かけてペルーへ渡ったのがそのはじまりとされています。
現在もブラジル、アメリカに次ぐ世界第3位の約20万人の日系人がペルーで暮らし、医療や経済など幅広い分野で活躍しています。
世界一のレストランも生んだ
日本とペルーの食文化の融合
食の面でもペルーと日本の縁は深まっています。
ペルといえば、白身魚・イカ・タコなどの魚介類が大変有名です。
またジャガイモやトマトの原産国としても知られ、「美食の国」として世界的に有名です。
代表的な料理「セビーチェ」は、魚介類をライムやパクチーでマリネした爽やかでピリッとした一品です。
そして日系二世のシェフ、ミツハル・ツムラ氏が手がけるレストラン「マイド」は、昨年の「世界のベストレストラン50」でなんと世界一に輝きました。
大阪で修行を積んだツムラ氏は、和食とペルー料理を融合させた「日系料理」を提供しており、来店したお客を「毎度!」と出迎えるスタッフの姿が名物になっているそうです。
経済安全保障の要
ケイコ大統領への期待と課題
今回大統領となるケイコ・フジモリ氏の父・アルベルト元大統領は、貧困対策や治安改善で成果を上げた一方、強権的な政治姿勢から独裁者とも批判されました。
1996年に起きた在ペルー日本大使公邸占拠事件では、テロリストらに約4か月にわたって大使公邸が占拠され、日本でも連日大きく報道されたことが記憶に残っています。
ケイコ氏はすでに日本との友好関係強化を表明しており、特に注目されるのが資源分野です。
ペルーは銅の生産量・埋蔵量ともに世界第3位を誇る鉱物資源の豊かな国で、資源に乏しい日本にとって経済安全保障上、非常に重要なパートナーです。
一方で、国民の約3割が貧困層であること、殺人事件の発生件数が人口比で日本の5倍以上にのぼる治安の悪化など、国内に山積する課題に対してケイコ氏がどんな手腕を発揮するか、日本としても注目が集まっています。
| 世界遺産マチュピチュの麓には観光拠点となるマチュピチュ村がありますが、その初代村長はなんと外国人が務めていました。 それが今朝の「けさ知っておきたいNEWS検定」です。 マチュピチュ村 初代村長の出身国は? |
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