日本と連携も 眠れるインド経済 本格覚醒は?
【けさ知っておきたいNEWS】
グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
高市総理がインド訪問
2兆円規模の投資で合意
インドを訪問中の高市総理がインドのモディ首相と共同記者会見を開き、2兆円規模の民間投資を行うことで合意したと発表しました。
インドは独立100周年にあたる2047年を目標に先進国入りを果たすという国家構想を掲げており、高市総理もこの構想に触れながら日印の連携強化を打ち出しました。
しかし、期待が高まる一方で、インド経済は今まさに減速傾向にあります。
IMF(国際通貨基金)は今年中にインドが日本を抜いて世界4位のGDPになると予測していましたが、実際にはイギリスにまで逆転を許し、現在は6位に甘んじている状況です。
株価指数も主要30銘柄が伸び悩んでおり、「眠れる経済大国」の本格覚醒はまだ先になりそうです。
成長を阻む「製造業の弱さ」と
インフラ不足
インドは人口14億5000万人を超え、世界一の人口大国です。
しかも若年層が非常に多く、長期的な経済成長が続くと期待されてきました。
ところがインド経済に詳しい専門家は、成長が伸び悩む最大の原因として「製造業の弱さ」を挙げています。
2000年代に世界の工場として急成長した中国は当時、製造業を含む第2次産業が産業全体の45%を占めていました。
一方、現在のインドは31%にとどまっています。
製造業は関連産業も含めて幅広い雇用を生み出す力を持っていますが、インドはそのシェアが低いために雇用が増えず、内需の拡大にもつながっていないのです。
その背景には、頻繁に発生する停電や地方の道路舗装率が3割弱というインフラ整備の遅れがあり、工場を建てにくい環境が続いています。
あれだけ豊富な若い労働力がありながら、働く場所が整っていないという残念な状況です。
AIの台頭でIT産業も岐路に
製造業育成が成長の鍵
これまでインドの経済成長を牽引してきたのは、産業全体の55%を占めるIT産業を中心とした第3次産業でした。
しかし近年のAIの急速な台頭により、ITエンジニアの雇用が脅かされ始めています。
ソフトウェア大手のオラクルや、アマゾン・ドット・コムでも大規模な解雇が相次いでおり、IT産業一本足打法の限界が見え始めています。
専門家は、今後の成長の鍵は第2次産業、つまり製造業の発展にあると指摘します。
そのためにはまずインフラ整備を進め、海外からの投資を呼び込む好循環を生み出すことが不可欠です。
さらに、高等教育を受けた若者がIT産業に流れてしまい、製造業の担い手が育ちにくいという教育格差の問題も解消していく必要があると言われています。
日本からの2兆円規模の投資が、こうした課題を抱えるインド経済の起爆剤となるか、注目が集まっています。
| 巨大市場インドでは、ある自動車メーカーがEV以外の乗用車では4割近いシェアを占めていて、圧倒的地位を誇っています。 これが今朝の「けさ知っておきたいNEWS検定」です。 インドでシェア4割の自動車メーカーは? |
NEWS解説
-「けさ知っておきたいNEWS検定」前のNEWS解説-
□ インドでシェア4割の自動車メーカーは?
【お天気検定】
□ ハスの茎からつくられる貴重なものは?
【エンタメ検定】
□ お休み
|
「今知っておきたいNEWS検定」「お天気検定」 |
テレビ雑誌検定クイズプレゼントの応募方法

お天気検定