<汚い家、ウンザリ!>義実家への帰省は掃除からスタート!?ヨメを使ってラクする義母【まんが】 | ママスタセレクト
私サキは夫と小学生の子ども2人と暮らしています。夫は優しく、よく気がつく人です。家族との関係になんの問題もないのですが、年に2回の帰省が憂鬱なのです。
義両親は悪い人ではないのですが、私はソリが合わないため帰省が億劫になってしまいます。帰省が億劫だと思う大きな理由は……。
義実家が汚いこと。義母は片付けと掃除が嫌いなのです。
義実家へ着くとすでに義兄が到着していました。しかし義姉(ナオミ)の姿が見当たらず……。「そういえばナオミさんは?」「今回仕事の都合で来られなくて……」
私はピンときました。(お義姉さん……逃げたな!)
「サキちゃんだけでも来てくれたから楽できるわ〜」義母がニコニコと丸投げ宣言をしてきます。
わが家の義母は「家事丸投げお義母さん」なのです……。翌日。
早朝から朝食の準備をする私。
家にいるときより早起きをしています。納得がいきません。夫が手伝ってくれたことで不満が多少和らぎました。しかし、朝食後……。
片付けをしたら、やっと一息つける……と思っていたのに、無免許の義母から送迎のおねだりです。
他の人に頼もうとしましたが、みんな家を出ています。運転手は私しかいません……。
結局帰りは夕方近く……くたくたです。家に着くと、義兄と夫と子どもは帰ってきていました。そんな折、義母がチラチラとこちらの様子を伺っています。まさか……?
「お腹すいたね〜チャーハンでも食べたいわ〜」私は心の中で怖気づいています。(え!? これって作れってこと……?)そう、私への視線はご飯作って欲しいなの合図だったようです。幸い、義兄が「出前でもとろうか」とフォローしてくれて難を逃れたのですが、義兄がいなかったらこのまま手料理コースだったかもしれません。こんなとき義姉がいてくれたら……と義実家滞在中、何度思ったことでしょうか。私たちのように、帰省中義実家の掃除や義母の手伝いをするのはふつうなのでしょうか? 自宅にいるより手間と労力がかかるので納得できません。そもそもこの帰省中、嫁であるわたしと義姉だけが掃除を担当していて……「手伝う」ではなく「丸投げ」。これはさすがにおかしいのではないでしょうか。みなさん、この義実家どう思いますか?
「私は家政婦じゃない」ヨメばかり苦労してるの……気づいてる?
「雨が降ってきたわよ」と話す義母。目線の先には洗濯物があります。(洗濯物を入れろってこと……?)
無言で洗濯物をたたむ私に、夫が心配そうに声をかけてきます。
「大丈夫?」と夫が声をかけてきたことが引き金になり、私は感情を抑えきれなくなりました。家事をやるために帰省しているかのような状況に限界を感じていた私は、つい夫にキレたのです。
あとの洗濯物はすべて夫がたたみました。すると義兄もやってきて……。
「ごめんな、サキさん」
「次回は連れてくるから」と言うので、「2人で家事をしろと?」とイヤミのような返事をしてしまいました。慌てる義兄と夫。本来家事をさせるつもりで帰省しているわけではないとのこと。どうやら帰省中の嫁たちの状況を、義兄も夫も理解していないようです。
「家事はいいから休んでて」と言う夫に、またカチンときてしまいました。本当に何も分かってないの……!?
何もやらなかったら汚いまま。そんな場所で過ごさなくてはならないこちらの身にもなってほしいです。
汚い義実家に、何も感じていない様子の義兄と夫。私はいちから説明します。帰省中、私たちがしていることを……。
「寝る部屋に掃除機をかけて、布団の準備もやってる。トイレもお風呂も掃除して、台所も片付けている」全部義両親にやってほしい、お客様気分でいたいというわけではないのですが、家の状態が酷すぎて「迎え入れてもらっている」とは思えません。「嫁にやらせればいい」という気持ちが透けてみえるのです。「もう私たちを家政婦扱いするのはやめてほしい!」
やっと状況を重くみてくれた義兄と夫が、義両親と話してくれることになりました。これで負担が減るといいのですが……。嫁であるわたしや義姉に甘えてばかりの義両親。いったいどういうつもりなのでしょうか。
「丸投げやめて」義両親への抗議!……今後は帰省する?しない?
義父も義母も他人事のような話しぶりです。自分たちの家なのに……。
「毎回家事を丸投げするのはどうにかしたら?」「丸投げだなんて人聞きの悪い」義母は困った様子で反論します。しかし……。
私も今日はしっかり意見を言わせてもらいます。すると、義父が自分に原因があると打ち明けてきました。
「ごめんごめん。俺にも原因がある」
義父の言葉に驚きつつ、やっぱり……という気持ちもありました。明らかに私たちに負荷がかかっていたので、おかしいと思っていました。
「都合がよすぎるよ……」義兄の言葉に同意です。義両親の反省している様子にホッと胸をなでおろしました。
その後。義両親には家事サービスを紹介し、私たちは自宅に帰りました。
義姉から謝罪の連絡がきたので、今回の経緯を説明しました。すると……。
義姉は今回帰省できなかったことで、私への罪悪感があったようです。義実家に来られない間「今後どうしたらいいのか。状況を改善させる方法はないか」を考えてくれていたそうです。そんな義姉からの提案は……。
「帰省中ホテルに泊まりながら義両親と過ごす」という提案はとても快適なもので、私は感動しました。早くこうすればよかった……!! 義母も「このほうが楽ね」とご機嫌です。
帰省は実家に泊まってこそ親孝行と思っていましたが、年老いてきたら親も負担に感じる部分もあったのかもしれません。とにかく年に2回の帰省が、今後は家事帰省にならずに済みそうです! 心が軽い! いくら縁のあった義実家だといっても適度な距離感とお互いへの配慮は忘れずに過ごしていきたいと思います。