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<大人のジブリ>『魔女の宅急便』と『耳をすませば』。見方が変わる、子どもの独り立ち | ママスタセレクト

Posted on March 22, 2024 by Pulse

<大人のジブリ>『魔女の宅急便』と『耳をすませば』。見方が変わる、子どもの独り立ち | ママスタセレクト

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子どものころからアニメーションに親しんできた人なら、ママになってもお子さんと一緒に、あるいは自分自身の楽しみのためにアニメのテレビ番組や映画を楽しんでいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティにジブリ映画で好きな作品を問う投稿があり、ママたちから、さまざまな映画のタイトルと好きなシーンがコメントされました。そのなかで『魔女の宅急便』について、こんなコメントが寄せられました。

『10代のころに観るのと今とでは感じ方が変わってきた。今じゃ魔女修行に行く場面だけで泣けちゃう』

『キキから手紙を受け取って、慌ててお母さんのところに走るお父さんのシーンが好き』

アニメーション映画『魔女の宅急便』は、1989年夏に公開されました。魔女の子は13歳になると一人前の魔女になるための修行に出るしきたりがあり、主人公のキキも修行に出かけます。キキが修行先で出会うさまざまな人たちとの関わりや、空飛ぶ宅急便屋さんとして働くキキの姿が爽やかな感動をよぶ映画ではないでしょうか。
ママたちがコメントするシーンは、この映画の冒頭とエンディングロールの最後のシーン。『魔女の宅急便』の物語の中心は、キキが旅に出てからの出来事だと思うのですが、ママたちはそのメインストーリーを挟む前後のシーンに感動すると話しています。

ママになって見方が変わる

筆者もこの数年は、コメントするママたちと同じように、旅立つキキをお父さんが「タカイタカイ」したり、お父さんとお母さんが娘の出発準備を手伝いながら、寂しさや心配する気持ちを滲ませる姿に涙腺がじわーっとなるようになりました。子育てをしていれば当たり前なのですが、いつかはくる子どもの独り立ちのとき。子どもが家を出て行くときは、こんなにも親は切ないのかといずれくる未来を考えるようになりました。
しかしキキはそんな親心なんて知らないのです。修行中のキキにはいくつもの試練が訪れるのですが、キキは親を頼ろうとか悩みを相談しようとか、そういった連絡は一切しません。キキは目の前のことに無我夢中。親のことを思い出している暇もないんですよね。

手紙が届くまで、わが子を信じて待つ

キキは修行が軌道に乗り始めて、やっと両親に手紙を出します。その手紙を両親が受け取るのは、エンディングロールの最後。旅立ってから手紙のシーンまで、いったい幾日が過ぎたのかわかりませんが、きっとキキのお父さんは毎日毎日、郵便受けを見に行っていたのではないでしょうか。そしてちっとも連絡をよこさないキキに「どこにいるの?」とか「なんで連絡をよこさないの?」などとは言わず、ただ子どもを信じて子どもから便りが来るのを待っていたのでしょうね。子どもの独り立ちは、親にとっても修行と『魔女の宅急便』は語りかけているのかもしれません。

『耳をすませば』の雫の父

子どもの独り立ちと親の関わりという点では、同じくジブリのアニメーション映画『耳をすませば』にも、キキの両親と同じような関わりをする親御さんが登場するように思います。
『耳をすませば』は1995年に公開された映画で、主人公の雫は中学3年生。受験生なのに勉強もせず読書ばかり。さらに読書を通じて知り合った聖司が、中学を卒業したらイタリアに渡ってヴァイオリン職人になるという夢に向かって、努力していることを知ります。そんな聖司に惹かれた雫は、物語を書き始めます……が、雫は中学3年生。クラスメイトが勉強に向かっているとは裏腹に、雫の成績はガタ落ちです。担任の先生から連絡を受けた両親は、雫とは話し合うことになります。

勉強よりも大切なものを見つけた娘を信じる?

結婚する前の自分は雫や聖司を応援しながらこの映画を見ていましたが、親になり子どもが中学生になってからこの映画を見たとき、この雫と両親の話し合うシーンにハッとさせられました。
受験の大事な時期に勉強ではなく物書きに没頭している娘に、雫の父は物書きを取り上げるのではなく、続けて良いと話します。さらに、人と違うことをするのはしんどいものだと話し、自分で選んだ道は誰のせいにもできないと諭します。その話し合いのあと両親は雫が物語を書き上げるまで、わが子を信じてじっと見守るのです。
親側からの目線で見ると、いくら読書が好きでも小説家になれるとは限らないですし、ましてや将来の道としてもまだまだあやふやな状態の雫は、ツッコミどころ満載のあまちゃんに思えます。「今はそれどころじゃないでしょ!」と自分が雫の親なら、叱っているかもしれない。けれど雫の両親は、雫が勉強から逃げているのではなく、自分の将来を必死に見つけようとしていると考え、成長の過渡期である雫の「今」を受け入れたのではないでしょうか。この両親の子どもだったから、雫はステキな物語を書きあげられたと筆者は思うようになりました。

映画の主人公とその親にも注目して楽しい映画鑑賞を

子どもが成長してくると、ときどき「もうこんなに大きくなったのね」と、不意に感じるものでしょう。それが積み重なり、やがて子どもの独り立ちのときを迎えるのかもしれません。『魔女の宅急便』や『耳をすませば』を主人公の親目線になって観るのも、新たな発見があるのではないかと思います。久しぶりに観るの人も、初めての人もぜひ楽しんで観てみてはいかがでしょうか。

文・間宮陽子 編集・みやび イラスト・Ponko

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