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<もし生まれ変わるなら>男女どちらがいい?ジェンダーギャップに疲れた世代の意見は | ママスタセレクト

Posted on August 12, 2023 by Pulse

<もし生まれ変わるなら>男女どちらがいい?ジェンダーギャップに疲れた世代の意見は | ママスタセレクト

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もしも旦那と出会っていなかったら、もしも誰とも結婚していなかったら、もしも子どもを産んでいなかったら……。そんなふうに「もしも」話を妄想するのはとても楽しいもの。今の暮らしが幸せだとしても妄想するのは自由ですよね。先日ママスタコミュニティにはこんな投稿がありました。

『生まれ変わったら男女どちらに生まれてきたい?』

現世は女性として生まれてきたママたちは、生まれ変わったら男女のどちらを選ぶのか。そんなアンケートを取ったところ、「男性」が16票、「女性」が13票、「人間以外」が10票という結果になりました。人間以外も意外と多いとは興味深いですね。今回はこのアンケートの理由を詳しく見ていきましょう。

生理や女性同士の揉めごとがない生活がいい!

『今世は女性で楽しかったからもう十分』

『男性の気持ちが知りたい』

『生理のない生活がしたい』

『サッカーか野球で有名になりたい。スポーツ選手になりたい』

「男性に生まれ変わりたい」という票が最も多かった今回のアンケート。女性として十分に楽しいことや嬉しいことなどを経験してきたからこそ、次は別の性別に生まれてみたいと思うのは自然なことかもしれませんね。また、男性の気持ちを真に理解してみたいという異性への探究心を持っていたママも。このほかにも女性では経験できない身体的な違いを楽しんでみたいというママもいました。特に毎月の生理や妊娠、出産に伴う身体的負担がない男性に対して、羨ましさを感じることもありますよね。また、女性よりも身体能力が高い男性として思いっきりスポーツをやってみたり、アスリートとして有名になって注目されたりしたいというコメントもありました。

『男性のほうが自由だから。女性はいろいろ面倒。人間関係や性格とか』

『男性のほうが得だな~と思うことが多い』

『楽そうだから。絶対に結婚しない。自由な独身生活を楽しむ』

『女性同士の揉めごとにうんざり。旦那や息子が羨ましい。娘もいつかこんなことを思う日がきそうで悩まされるね』

一方で女性としての悩みを数多く経験してきたママたちだからこそ、「もうこんな思いはしたくない」として男性に生まれたいと考える人も多いようです。女性同士のいざこざや女性特有の気質など、自分でも他人でも「女性ってどうしてこうなの?」と思うような面倒ごとを経験してきたママは少なくないのでしょう。また学業や仕事、日々の生活においても女性だからこそ感じてきたネガティブな側面もあるかもしれません。「男性のほうが楽そう」「結婚せずに独身を楽しむ」「旦那や息子が羨ましい」といったコメントもあり、ママたちのこれまでの人生における女性ならではの苦労が垣間見えました。

男性社会の厳しさに私は耐えられる気がしない

『おしゃれしたり楽しいのはこっちかな』

『美人ならね。それ以外なら男性がいい』

『もう一度やり直したいから!』

それでは「生まれ変わっても同じ女性がいい」と考えているママたちはなぜそう思うのでしょうか。掘り下げてみると、ファッションやメイクなどのおしゃれを思う存分に楽しめるからという意見がありました。女性は仕事においてもメイクをすることが求められることが多く、男性以上に外見を着飾ることが自然となっています。「おしゃれや美容が楽しい!」と思う人にとっては、女性として生きる楽しみの一部かもしれませんね。「美人なら女性に生まれたい」といったコメントもあり、こちらも女性のほうが外見に対する意識が高いためと考えられそうです。

『自分のサジ加減で楽もできる気がする。やることは多いけど。おごってもらえるし』

『男性社会は大変すぎる。私には旦那のようにできる自信はない』

スイスの非営利財団である「世界経済フォーラム」が公表している、経済や教育、保健、政治などの分野ごとに男女平等の達成度を数値化したジェンダー・ギャップ指数というものがあります。毎年日本のランキングが話題になりますが、2023年も146か国中125位というとても低い順位となりました。内訳をみると、教育と健康の値は世界トップクラスであるものの、政治や経済の値が低いようです。昨今の日本では女性の社会進出が広がっているともいわれますが、世界規模でみたときにはまだまだ男女平等な社会とはいえないでしょう。

一方で「社会的に力がない分、責任がないから楽」と捉えている人もいるようです。今回も「女性はおごってもらえる」「夫を見ていても男性社会のほうが厳しくて辛そう」といったコメントがありました。たとえば専業主婦は一般的に珍しくはないものの、専業主夫はまだまだ珍しい印象ですよね。専業主夫に対しては「男性なのに稼げないなんて」「頼りない」といった差別な見方がされることもあるのではないでしょうか。「男性は働いて稼いで当然」と見なされるのも、それはそれで苦しいものがあるはず。旦那さんなどを身近で見て感じているからこそ、「男性よりも女性に生まれ変わりたい」と考える人は意外と少なくないのかもしれませんね。

参考:内閣府男女共同参画局「男女共同参画に関する国際的な指数」

人間や動物にすら生まれ変わりたくないママも

『猫かな』

『ナマケモノがいいかな。生まれたあと、ひたすら寝ていたい』

『この世に誕生したくない。生きるの大変』

『本当は何にも生まれ変わりたくない。人間を含め、集団とか群れを作って行動する生き物には二度と生まれたくない。もし生まれ変わるとしたら、誰も気に留めない小さな石ころでいい』

「人間以外」に関しては、猫やナマケモノなどのんびりと気ままに生きる動物たちを挙げていたママもいました。こうした動物になれば、生活費や教育費への不安、旦那へのイライラ、毎日の家事、義実家や親せき付き合い、PTA、ママ友のことなど、ママたちが抱えるあらゆる悩みから解放されるでしょう。動物であれば、人間社会の煩わしさを忘れることができそうですよね。また、「この世に誕生しなくていい」「石ころに生まれ変わりたい」として、もはや生物として生きることすらお腹いっぱいになっているママたちのコメントもありました。男性でも女性でも、生きるだけでも大変な世の中です。こうしたコメントには、家事育児に仕事と毎日頑張っているママたちの苦労が滲み出ているのではないでしょうか。今回の投稿は、生まれ変わるなら男女のどちらがいいかという話でした。理由を掘り下げてみると、旦那さんを身近で見ているからこそ男性社会の大変さに共感があったり、女性としての苦しさや楽しさを再確認できたりと、ママたちからさまざまなコメントが寄せられました。皆さんは共感できるものはありましたか?

文・AKI 編集・kunel イラスト・藤森スズメ

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