靖国神社の石柱に「トイレ」と落書きしたとして、東京地裁は25日、中国人の江卓軍被告(29)に懲役8月の判決を言い渡した。被告は法廷で容疑を認め、動機は「福島第1原発の処理水放出に抗議するため」とした一方、「靖国神社に恨みはない」とも述べた。
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抗議の意図と責任の重さ
検察側は、被告が共犯者と共謀し、靖国神社での犯罪を組織的に支援したと主張している。裁判所はスプレーの準備や現場への誘導など「重要な役割を果たした」として懲役1年を命じた。一方、弁護側は「実際に落書きをしたのは共犯者で、被告はその指示に従っただけだ」として執行猶予付き判決を求めていた。
裁判官は判決理由で、計画における被告の役割が重要だったと指摘し、「被害者の感情を著しく傷つけ、社会的影響が大きかった」として実刑相当と判断した。
賛否両論の声
この判決はネット上で議論を巻き起こした。
●厳罰化を支持する意見
「靖国神社は日本の歴史的象徴の一つ。いかなる理由であっても破壊は許されない」
「たとえ抗議活動であっても、法律違反であれば実刑が下されるのは当然。再発防止に向け厳正な対応が必要だ」と述べた。
「落書きに対する抗議活動の正当性を持ち出すのは意味がありません。処理水問題は靖国神社とは何の関係もありません。」
●寛大な処罰を求める声
「落書きは確かに悪いですが、実刑は行き過ぎではないでしょうか?執行猶予の方が良かったかもしれませんね」。
「行き過ぎた抗議だが、処理水問題の深刻さを考えれば、理解すべき点もある」
「表現の自由の範囲内とは言わないが、もっと冷静に対応すべきだった」
抗議活動は民主主義社会において重要な役割を果たしていますが、間違った場所や間違った方法で実施されれば、社会的な反発を招く可能性があります。この事件では、象徴的な靖国神社で行われた破壊行為が国内外で感情的な議論を引き起こした。
カン被告の「海を守りたい」という意志が誠実だったとしても、その目的を達成する手段として他者を傷つけることを選んだ点は問題である。
処理水問題や靖国神社をめぐる国際摩擦を背景に、これらの問題がどのように解決されるのか、引き続き注目が集まる。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・落書きで海を守れるなら、シーシェパードはたくさん落書きをしなければなりませんね?
・でも、落書きをしてもいいというわけではありません❗️
・もっと厳しくてもよかったかもしれない
・でも8ヶ月?
・これは1980年代の間違いではないでしょうか?
・軽すぎる
・海を守りたい=落書き…なぜだろう💧