・鎌田さんは、60歳で退職金を受け取り、退職金が振り込まれた口座のある銀行からNISAのメリットについて説明を受けました。
提案を受けたのが「毎月お小遣いのように分配金を受け取ることができる」という商品。その後毎月受け取ることができる分配金を楽しみにしていました。
しかし、預金で残しておいた200万円に加え運用資産がまだ1,500万円はあると思っていたのですが、70歳になる直前に、200万円を切るくらいにほとんどなくなってしまっていることに気が付いたのでした。
なぜ1,300万円は消えたのか?
今回、鎌田さんの資産が激減してしまった理由は、「毎月分配型」の商品を選んだことにあります。
毎月「投資の利益」と思って受け取っていた分配金が、実は鎌田さん自身が投資した元本も含まれていたのです。
そもそも、一般NISAの年間上限額は120万円で、5年間で最大で600万円までしか投資することができない制度です。
fa-calendar2024年2月7日 11時45分
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