観光客放置の服やスーツケース
修理販売でお得に購入
【きょう注目NEWS】
グッド!モーニング「きょう注目NEWS」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
観光客の「放置荷物」お得に購入
| 外国人観光客らがいらなくなった服やスーツケースを放置する問題について、今 こうした品をファッションショーの衣装やお得に買える商品として活用する取り組みが広がっています。 |
外国人が置いていった衣類が衣装に
岐阜県で開催されたファッションショーのランウェイを歩くモデルたちが身にまとっていたのは、地元の高校生と福祉施設の利用者がタッグを組んで制作した衣装です。
実はこの衣装の素材、外国人観光客がホテルに置き去りにしていった衣類から生まれたものでした。
外国人観光客が多く宿泊するホテルでは、チェックアウト後に部屋に衣類が残されるケースが後を絶ちません。
KOKO HOTEL飛騨高山では各フロアにリサイクルボックスを設置し、これまで福祉施設などへの寄付で対応してきましたが、今回は高校生と施設利用者が協力して衣装に作り替えるという新しい取り組みに挑戦しました。
制作に関わった高校生は「実際に着てもらえてよかった。ありがとうという気持ちで、作ってよかったという思いがすごく強くなりました」と話します。
スーツケース放置も深刻
全国で対策進む
衣類だけでなく、スーツケースの放置問題も全国で深刻化しています。
東京・豊島区では先月から、英語・中国語・韓国語・日本語の4カ国語で不法投棄への注意を呼びかけています。
昨年度は路上やゴミ集積所などで290個ものスーツケースを回収しており、一斉摘発や啓発活動を強化しています。
現地で買いすぎてしまった荷物を詰め替えるために、比較的安価な現地のスーツケースを購入して古いものを置き去りにするケースが多いとみられています。
ホテルの負担を減らす再販の仕組みも
札幌市では、ホテルに置き去りにされたスーツケースが多いところで毎週7個にも上り、保管スペースの確保や1個あたり約1,000円かかる処分費用がホテルの大きな負担となっていました。
こうした状況を改善しようと、120以上のホテルなどが加盟する組合が市内の事業者と連携し、回収したスーツケースをお得な価格で販売する仕組みを6月から構築。
これまでに60個が回収・再販されました。
車輪だけを取り外して別のスーツケースに付け替えるなどリユースの工夫もされており、コスト削減と廃棄物削減の一石二鳥の取り組みとして注目されています。
担当者は「エネルギーコストも上がっている中、廃棄物が減ることは本当にありがたい」と話します。
外国人観光客が置き去りにした衣類やスーツケースを、衣装や再販品として活用する取り組みが全国に広がっています。
捨てられるはずだったものに新たな価値を生み出すこの発想は、観光地が抱える課題解決のヒントになりそうです。
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