今回は、8月30日(金)放送の『虎に翼』第110話(第22週)のあらすじとネタバレを詳しくお届けします。
第22週の第110話をお届けします。[Suspendre les choses comme la famille]。
星家のメンバーそれぞれが秘めた想いを明かす。
それを聞いた寅子は、康一に家族生活を休むよう提案した。
のどかとの麻雀勝負も佳境を迎えた頃、由美は腹痛に悩まされ始める。
「お母さんに自分の良さを見せようとすると、いつもお腹がきゅっと締め付けられるんです…」
由美は祐三の娘であり、父親から受け継いだものであることが明らかになった。
やがてユミの腹痛は治まり、トラコは安堵し、のどかは嫌そうな顔で星家の皆に話しかけた。
「こういう場所は好きじゃない」
「気づけば真ん中に二人がいる。」
「お父さんも、ユリも、お兄さんも、あなたを見ていますよ」
するとのどかは、寅子と由美が到着するまではお互いに干渉しない静かな家族だったと明かす。
のどかの話は父・光一にも伝えられた。
「仕事優先で家族との関わりが苦手な人」
「お祭りにも海にも行かないし、入学式の写真でも子供たちと手を繋いだり散歩に誘ったりしません」
その後、芳一はのどかの心の叫びを聞くかのように嫉妬もしていたと明かすが、それは亡くなった照子の願いを寅子と由美が叶えてくれたからである。
智一は照子が光一に家族に甘えてほしかったと明かす。
息子の言葉を聞いて光一さんはショックを受け、戦争中に起きたことは自分を責めており、軽視するわけにはいかなかったと告白した。
光一さんは、子供たちと疎遠になっただけでなく、後妻のゆりさんにすべてを押しつけていたと家族に謝罪した。
するとユーリが口を開いた。
彼女は、星家に嫁いだ時間は神から与えられたものであり、家族を養うことに誇りを持っていたと語ります。
そして、寅子と由美がたくさん祝福に来てくれて嬉しかったと明かした。
「たまには褒められたい」
「のどかと同じように私を見てほしい。」
ゆりはのどかの気持ちを察するかのように、のどかを気遣う。
星家の人々が秘めた想いを吐露した後、虎子は家族の崩壊を防ぐため、光一にある提案を持ちかける。
寅子の提案は、家族などのことはしばらく保留してみるというものだった。
寅子は、まず星家の問題を解決してほしいと康一に頼み、休憩を告げ、由美とともに部屋を出た。
「一時的に解散しました」
寅子たちが去った後、家族との溝を真剣に埋めようと決心した光一は、親切にものどかに電話をかける。
「何を食べたいですか?」
光一の言葉を聞いたのどかは、堰が切れたように泣き始めた。
そして、のどかに寄り添う光一と友一。
ユーリはその様子を穏やかな表情で見ていた。
東京地方裁判所では、翌日から産休に入る副判事の秋山を寅子が担当する。
「あなたはこれまでよく頑張りました。」
その後、秋山は寅子に不安を打ち明ける。
「やっぱりやめたほうがいいかも」
「だって怖いから。」
秋山は寅子たちの期待に応えられる気がしないと涙顔で明かした。
そんな秋山を優しい目で見つめながら、寅子は秋山に期待しているのは、自分のやりたいことを選んでそれに向かって進んでほしいと告げる。
虎子は秋山に、出産後に子育てに専念したいならそうするよう勧めた。
「あなたはここに属しています。」
「こういう選択肢があるということを覚えておいてほしいのです。」
彼は満面の笑みを浮かべて、今自分がやっていることは過去のためにあると語った。
「それが当時私が望んでいたものです。」
1955年12月のある日、寅子と由美は星一家と夕食の準備をしていた。
その時までに秋山は無事に出産し、裁判官としての職に復帰しようとしていた。
しかし、秋山は幼稚園探しに苦労しており、寅子はそのことを星家に話す。
するとユーリは思いがけないことを言い出した。
驚いたことに、彼女は私のベビーシッターになってくれると申し出てくれました。
「誰もが自分の家のためにさまざまなことができるようになりました。私は誰にも心配することなく自分のために使えるお金を持つことを夢見ています。 »
ユリはそう言って嬉しそうに笑いながら、自分が稼いだお金でみんなに「鰻」を振る舞った。
この時の星家は、それまでのピリピリとした雰囲気が嘘のように、和気藹々と笑顔で語り合える家族になっていた。
さらに、並べられた家族写真の中に、雄三と由美の入学式の写真も加えられていた。
虎に翼23週111話ネタバレ 直明の息子誕生、百合は忘れ物、雲は原爆裁判に興奮
星家ではかつて、それぞれが自分の気持ちを内に秘め、お互いに干渉しないことでバランスを保っていたようだ。
しかし、のどかの暴言は、二人にとっては本当の気持ちを吐露する良い機会だったのかもしれない。
『Wings for a Tiger』は130話で最終回を予定しているようですが、残り20話がどう展開するのか楽しみです。
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