終末のワルキューレ85話ネタバレ: レオニダスの背中
終末のワルキューレ85話ネタバレ: レオニダスの背中 | 第九回戦はスパルタ王レオニダスを破り太陽神アポロンが勝利するという結果になりましたが、人類はまた滅亡に近づいてしまいましたね…今回は第85話の内容と感想を書かせて頂きます!
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レオニダスの背中
第九回戦は太陽神アポロンとそれを憎むスパルタの王レオニダスという感じで始まりましたが…
その攻撃の応酬の中で、二人は共に人間として男として美しく気高い生き方を追求する同志である事を知り、それを認め合う事によって立場を超えた本物の漢と漢の戦いに突入しました…
友と呼べる関係になったからこそ一切の情けも、油断も、手加減もない全力の殺し合いに発展した戦いは最終的にレオニダスとゲイレルルの敗北、消滅となったわけですが…
アポロンの身体に刻まれた傷はレオニダスとゲイレルルの生きた証であり、美しい戦いの記録そのものと言える…
アポロンは観衆から傷の心配をされ、後に残ってはいけないと早く治療するように促されますが、アポロンはこの傷はこのままでいいんだと言う…
魂を焦がして戦った傷…
それがどんなに外見を損ねようとも、周りから醜いと言われたりしようとも、アポロンにとってはなにより美しい自分と友の魂の焦げ跡だという事なんでしょうね!
また、レオニダスを失ったスパルタの戦士達はやはり悲しみを隠しきれず涙に暮れていますが、ハギスが背を丸めるな、前を見ろと皆を鼓舞する!
自分達にはまだしっかりとレオニダス王の背中が見えているはずだったと…
自分達も堂々胸を張るべきなんだと!
スパルタは最強であると言う誇りを失うなとレオニダス王は今もその背中で我々を導いてくれているのだとハギスはそう叫ぶ!
レオニダス王は徹頭徹尾、太陽に背を向ける事なく真正面から挑み続けたわけですが、その一部始終をしっかりと見ていた佐々木小次郎と近藤勇、沖田総司は誇るべき試合だったと消滅したレオニダスの魂に敬意を表する!
敗北という結果にはなったが誰に恥じる事もない正々堂々とした見事な戦いと散り様だった…
近藤はレオニダスは誠の武士だったと最大の評価を口にしますが、それを受けた沖田総司はレオニダス王が羨ましいという…
佐々木小次郎はその意味を理解できないようですが、それは新撰組の最後を知らないからであるようですね…
近藤勇は罪人として囚われ斬首され、沖田総司は病死…
二人ともに戦場の斬り合いやレオニダスのように好敵手との戦いで死んだわけではない…
アポロン風に表現するするなら、魂を焦がし尽くして人生を終えたわけではない…
不完全燃焼…
それが人生の結果だと言えるわけですから、沖田がレオニダスを羨ましいというのも理解できます。
近藤は沖田の言葉に一言、同感だと応えています…
近藤は人類側闘士に名を連ねていないわけですから、沖田は出番が来れば近藤の無念も背負って戦う事になると思いますが、今その思いを口にしたわけですから、おそらくレオニダスに勝るとも劣らない壮絶な戦いぶりを見せてくれるでしょう!
しかし、次の闘士の選抜は慎重にならざるを得ない状況ですよね…
人類史上最強の人斬り
レオニダスとゲイレルルの最期を見届けたヒルデとゲルはヒルデの私室に引き上げたようです…
ゲルは膝を抱えてゲイレルルとの楽しい思い出を思い返しているようですね…
ゲイレルルに対するゲルの言動からして、姉妹の中でもゲイレルルはゲルにとって一番近しく大好きな存在だったように感じられますが、おそらくゲルはゲイレルルのようになりたかったのでしょう…
まさにレオニダスを失ったスパルタの戦士達と全く同じ心境なんだろうと感じられますが、ゲルもハギスの言葉を聞いたのか、いつもは誰かに励まされないと立ち直れないようなところを見せていましたが、今回は自ら顔を上げ、前を向いて見据えて力強く立ち上がっています。
泣いている場合ではない、人類は確実に滅亡に追い込まれている!
現在、人類側4勝、神側5勝…
残る戦いを全勝するくらいでなければ本当に人類の滅亡が実現してしまう…
そのくらい、滅亡が近づいてきているように感じられる状況になったとゲルは危機感を覚えているようですが、ゲルはヒルデに大丈夫ですよねと語りかけます。
それはつまり、次の闘士の選抜に絶対ミスは許されない事をゲルは強く自覚していて、誰を出すのかというのを教えて欲しいというような意味なんだと思います。
もしかしたら、ゲルはその選抜に対して納得できなければ、初めてヒルデに本気で意見するような覚悟をしているのかも知れないですが…
ヒルデは誰を出すべきか全く見えないし決めきれないと取り乱す!
残る試合数を考えても次は絶対に落とせない!
それなのに全く自信を持って正解だと言える選抜ができないとヒルデは頭を抱えているようです。
こうなるといつものゲルなら不安を全開にすると思いますが、ゲルはやはり成長しているのかヒルデの力になろうと自分も意見を出そうとしているようです…
残る闘士はラスプーチン、ノストラダムス、シモ・ヘイヘ、沖田総司の四人…
そもそも、ヒルデがいつもどうやって正解を出しているのかも分からないですが、今ヒルデの自信と判断を鈍らせているのは人類滅亡というプレッシャーだと思えます…
正解が見えないというよりは、自信を持って出せないというところだと思いますが、そこに沖田総司と近藤勇が姿を現し、つぎは沖田が出るという!
沖田はヒルデの迷いを断ち切るかのように自分は誰にも負けないと絶対の自信、必勝を宣言します!
ヒルデは沖田の気迫を受け止め、ようやく腹が決まったのか沖田を信じる事に決めたようです!
正直、ここまで来たら誰が出ても必勝あるのみだと思います。
しかし、闘士を決める側からすれば選択一つ一つが非常に怖いですよね…
近藤と沖田はそういう状況も察して出番を待つのではなく、人類代表として自ら滅亡への道を塞ぐという気迫を見せに来たのでしょう!
また、近藤でなく、土方でなく、永倉でもなく沖田総司が代表に選ばれた意味は、やはり彼が新撰組最強だったというヒルデの評価によるものと思いますが、ヒルデは自分のその評価に改めて自信を持つ事ができたのだと思います。
沖田は完全燃焼できなかった人生の無念を晴らす為にどんな戦いぶりを見せるのでしょうか?
最強の神斬り
一方、神側も主神会議室にて次なる闘士の選抜会議を行っているようです!
ゼウスとアレス、シヴァ、オーディン、トール、ロキ、それにアヌビス…
ロキは人間に苦戦し重傷を負っているシヴァをいじり、シヴァも喧嘩を売っているのかと、やるならやるぞという態度で返しますが、オーディンがロキを制して会議を始めようとします。
ゼウスとオーディンがこの会議を開いた理由はラグナロクの終わらせ方を決めたいからであるようです。
あと二つ勝てばラグナロクは終わり人類滅亡が決まるわけですが、ここに至るまでに四人の神を失っているわけですし、その犠牲を無駄にしない為、また、これ以上の犠牲を出さない事がこの会議の意味なんだろと思えますし、おそらく10回戦、11回戦で決着をつけようというところなんでしょう。
そのために今ここで2人の闘士を決定しようという事なんだと思います。
次なる闘士に名乗りを上げたのはアヌビス!
アヌビスは一人称が『おいら』であり元気で少年っぽく犬イメージのキャラクターですが、もともと10番手はアヌビスだと決まっていたようです。
アヌビスは素直に自分の出番がくるのを待っていたようですが、もう我慢できないみたいですし、このまま出番が来ずに終わってしまったら自分は何をするか分からないとゼウスを威嚇します。
ゼウスはオーディンにアヌビスでいいかと尋ねますが、ロキはいいんじゃないかと言い、トールも了承した事によりオーディンもアヌビスでいいと答えます。
アヌビスはそれを聞いて飛び跳ねて大喜びしますが、そこにちょっと待てやと素戔嗚命が姿を現します!
アレスは素戔嗚命が発する圧力に完全に気圧されてしまい声も出ないような感じで金縛りみたいになっていますが、アヌビスはその圧力に全く動じず、次はおいらに決まったところなんだと説明します。
素戔嗚は『そうか』とそれを受け止めますが、それでも次は自分だという…
アヌビスは一瞬呆けながらも話を聞いていたかと素戔嗚に確認するが、話はわかるがそれは自分には関係ないという素戔嗚…
アヌビスは流石に怒って素戔嗚に道理を説きますが、素戔嗚はそんな事はオレには関係ないと笑って答える。
アヌビスは非常に優しいのか、根負けして素戔嗚に譲ってしまいます。
全く話が通じない相手だし、もう面倒くさいと泣いていますが、おそらく基本的に常識人で優しいのでしょう…
ゼウスか何故それほどまでに次の試合に拘るのかと理由を尋ねますが、素戔嗚はつぎの相手が最強の人斬り・沖田総司だと聞いたからだと答える…
アレスは何故それを知っているんだと驚きますが、そこにヘルメスが現れて相手が代表を決めるのを盗み見して、自分が教えたのだという…
アレスはめちゃくちゃズルい奴だ、神の風上にも置けないとドン引きしていますが、これはもしかしたらヒルデが故意に見せたのかも知れないですね…
ヒルデはヘルメスが見ているのを察した上で沖田総司に決め、素戔嗚を引っ張り出してきたのかも知れないなと思います…
また、おそらく11回戦はアヌビスが出る事になると思いますが、アヌビスは犬キャラですから、相手はもともと猟師であり最強スナイパーであるシモ・ヘイヘになりそうな気がしますね…
ともあれ10回戦は人斬りと神斬りの戦いになりそうですね…
2人とも5体満足で終われそうにないという予感がします!