松本・浅間温泉の「手紙舎 文箱」で、多彩な紙ものと喫茶で心ときめく時間を | ことりっぷ

長野県松本市の浅間温泉にある「手紙舎 文箱」。クラシカルなたたずまいの店舗に、紙の雑貨やオリジナルペーパーなどが豊富にそろっています。味わいのある空間に集められた多彩な商品を選んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまう、紙もののワンダーランド。手づくりスイーツが魅力の喫茶も備えているので、心おきなく満喫するなら余裕をもって訪れるのがおすすめです。松本の市街地から少し足をのばして出かけてみませんか。
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松本駅から車で約15分の浅間温泉

温泉街の静かな通りに面したお店
カフェや雑貨店、書店などの店舗を展開し、紙ものとイラストレーションのイベント「紙博」も主催する手紙社。一枚のポストカードや一杯のコーヒーなどにワクワクして、明日へと向かう活力につなげてもらえたらとの思いを込め、店舗では〝日常と非日常の合間にあるような空間づくり〟を目指しているそうです。
実店舗「手紙舎」は東京都調布市を中心に出店してきましたが、2022年に初めての地方拠点を松本市にオープン。郵便局に隣接し、お手紙関連の雑貨を多くそろえることから、「手紙舎 文箱」と名付けられました。
銀行として使われていたレトロな空間を生かして

天井が高く広々とした1階の雑貨コーナー
こちらの店舗は30年前には銀行として使われていた建物。その面影が店内にどことなく漂っていて、一角には金庫が置かれたままの金庫室も残っています。
1階は雑貨と喫茶、2階は手紙社のオリジナルペーパーが並ぶ紙マルシェからなる店内。1階の入口付近では季節ものを集めたり作家の企画展を行ったりしているので、訪れるたびに違った出会いが期待できます。

隠れ家のような雰囲気にもわくわくする金庫室には古書が並ぶ
オリジナル商品が豊富で店舗限定のアイテムも

左から、羅久井ハナさんのポストカードセット10枚入2000円、手紙社オリジナルハンカチ2200円~、フレークシール各580円。オリジナル切手は1枚から購入できる
ずらりと並ぶ雑貨はポストカードやレターセット、シールやハンカチなど種類豊富で、約3分の1は手紙社のオリジナル商品。さまざまな作風のイラストレーターやデザイナーが手がけた個性豊かな商品がいっぱいなので、紙雑貨が好きな人ならときめきが止まりません。ライチョウやリンゴ、風呂桶など、松本や浅間温泉にちなんだデザインの文箱限定商品は、松本みやげを選ぶ人におすすめです。オリジナルの切手も販売しているので、店内で手紙を書いてすぐにポストに投函することもできますよ。

ポストカードがぎっしりと並ぶ壁。選ぶのに迷ってしまいそう
オリジナルペーパーが並ぶ紙マルシェは、300種類以上と圧巻のラインナップ。こちらもさまざまなイラストレーターやデザイナーが手がけているので、多種多様なテイストがそろっています。すてきな柄や色の紙を見比べながら、包装紙や敷紙として使おうか、ブックカバーにしてみようかなどとイメージをふくらませるのも楽しいひととき。バラ売りではなく、5枚650円、10枚1100円の販売なので、迷ったらあれこれ選んでおくのもいいかもしれません。

丸めずに持ち帰れるショッピングバッグも用意されている(1枚80円)
手づくりスイーツを味わいながらひと休み

ごろごろりんごのジンジャーケーキ570円、スパイスチャイ660円
のどかな風情が漂う浅間温泉。お目当ての「手紙舎 文箱」でお買い物やカフェタイムを満喫したら、温泉街の散策も楽しんでみてくださいね。

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文:豊野 貴子 撮影:藤原 慶