探検気分で出かけたい♪横浜山手の住宅街の小径の先にたたずむ隠れ家カフェ「Cafe Piccolo」 | ことりっぷ
横浜の山手エリア特有の傾斜地を活かしたウッドデッキのテラスが心地のいい「Cafe Piccolo(カフェ ピッコロ)」。自家用車以外の車は入ってくることのない静かな住宅街のなかのカフェで、お店の前には緑豊かなテラスが広がります。木漏れ日の中でのんびりと過ごしませんか。
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地図にも載っていない小径を進んだ先の一軒家
JR山手駅から市バス「満坂入口」停留所下車、徒歩約3分
最寄りのバス停から地図に載っていない階段の小径をくだった住宅街のなかにある「Cafe Piccolo」。オレンジ色の煉瓦屋根がモダンな一軒家で、電柱の看板が目印です。インスタグラムに掲載されているイラスト地図を見ながら行くとスムーズです。
落ち着きのある店内
カフェの入口は道から見えないため秘密の隠れ家のよう。起伏のあるこのエリアで探しながらお店に入ると、アットホームなあたたかい雰囲気につつまれてほっとした気分になりますよ。
10年がかりのDIYで完成した木漏れ日のテラス
のびのび過ごせるウッドデッキのテラス席
お店の前には、大きな木々に囲まれた素敵なウッドデッキのテラスが広がります。もともとは桜や竹などの沢山の種類の木々がうっそうと生い茂る雑木林を、店主の長坂さんが斜面を有効に活用し、10年がかりで1人でテラスへと変身させました。木々が枝葉を伸ばす木陰では、ゆったりとした時間が流れます。

(左上)カフェ入口は細い通路から(右上)日が暮れるとライトも点灯するフェアリーツリー(左下)枝にとまる葉っぱの妖精(右下)ハンモックもあり過ごし方はいろいろ
夏はフェンスを高くして光を遮り、秋になると低くして太陽の光を取り込むので日向ぼっこにも最適。さらに木々の間には店主自作の古木を活かしたフェアリーツリーがあり、その横の木には葉っぱでできた妖精が楽しそうに枝にとまります。ハンモックでゆらゆらと揺られてお昼寝すると、夢の中で森の妖精に出会えそうですね。
地元のロースターで焙煎した豆で淹れるハンドドリップコーヒー
ハンドドリップで淹れる自慢のコーヒーは、地元の複数のロースターから仕入れるフルーティーな浅煎りから中煎り、コクのある深煎りまで数種類。夏季には6~7時間かけて抽出する水出しアイスコーヒーも登場します。
「コーヒー」(500円)
コーヒーカップも素敵で、横浜港の開港当時に誕生した横浜焼の精神を受け継いだ横濱増田窯のカップをはじめレアなカップがガラスの戸棚に並びます。横濱増田窯は現在閉窯していて扱いが少ないのでとても貴重なカップです。
またカフェオレは横浜出身の陶芸作家に特注した備前焼のカップで。カフェオレの牛乳はやや低めの温度にするとコーヒーの風味を引き出すため、保温性のいい備前焼がちょうどいいのだとか。
素材の良さが伝わるシンプルな手づくりスイーツ
「固めプリン」(450円)
コーヒーと一緒に楽しみたい自家製スイーツは、さわやかなレモン風味の「レアチーズケーキ」(450円)や有機バニラビーンズたっぷりの「固めプリン」など数種類。厳選した素材の良さを美味しく味わえます。店主に相談するとスイーツにあうコーヒーを選んでくれます。
「自家製アイス」(500円)
テラスの木陰でぜひ味わいたい「自家製アイス」。取材時はいちごの甘みたっぷりの「いちごのジェラート」でした。「ベルギーワッフル」や夏季限定の「水出しコーヒーゼリー」(500円)にも自家製バニラアイスクリームがトッピングされます。
コーヒーの香り漂うシロップで味わう分厚いトースト
「厚切りバタートースト」(400円)「カフェオレ」(600円)
軽食におすすめの「厚切りバタートースト」。地元のベーカリーが焼く無添加の食パンで、ふわっとした生地には甘みがあり、耳はサクサクとしていてまるでパイ生地のよう。バターとの相性も良く、水出しコーヒーで香りづけしたメイプルシロップをかけるとほんのりとコーヒーの風味も漂います。
ベーカリーに特注したコッペパンは週末限定
ピクルスのレリッシュとチーズ、ソーセージのコンビ「レリッシュドッグ」(650円)スープ付き ※数量限定の朝食プレートはなくなり次第終了
リピーターさんに人気なのが週替わりで提供される土日限定の朝食プレートです。なかでもホットドッグは、このお店専用にバゲット生地を使ってベーカリーに焼いてもらうコッペパンを使用するこのお店だけのオリジナルです。
このカフェがあるのは山手の旧外国人居留地や庭園の素敵な三渓園から少し足を延ばしたエリア。週末に予定を立てて探検気分で訪れてはいかがでしょうか。
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