・松本未來さん(仮名、20歳)は、地方にある中堅私立大学3年生だ。ほとんど休むことなくソープランドに出勤する。清楚な優等生風で、大学では体育会系の部活に所属(活動は土日のみ)し、グローバルビジネスの研究をしている。大学の授業期間中は土日を中心に、休み期間中はほぼすべての時間を店の個室で過ごしている。オンライン授業はソープランドの個室で受けた。
「最初は店舗型ヘルスで働きました。高校3年のとき、国立に落ちたら私立、私立に行ったら風俗やるって決めていました。それまでの男性経験は一人だけです。経験はほとんどないけど、なんとかなるって自信はありました。実際にやってみて、キツイけど、やっぱりお金もらえるのが嬉しかった。精神的にもダメージのある仕事でしたけど、お金もらえるっていうのと、お金が貯まる、大学に行くことができるっていうのがすごい、私にとって幸せだった。だから続けています」
国立大学に落ちたことで、母親に「奨学金で大学に行け」と言い渡されている。両親は正規雇用の県庁勤務で、世帯収入は1200万円を超える。しかし、両親が学費の援助を拒否したので、私立に進学先が決まった高校3年3学期に高校の教室で風俗嬢になる決意をしている。大学入学以降、中年男性に肉体を貪られる毎日だ。
「自分は何しているのだろう?って、よく思います。成人式の日は変なお客さんが多かったこともあって、すごく落ち込みました。学校の友だちとか部活の仲間とか、普通のレストランとか居酒屋とかのバイトで、なんとかやりくりしているわけじゃないですか。でも私はこうやって1日何時間も働いて、おじさんの相手して、いつも裸で全身を舐められて、何しているんだろうって。まともじゃないなーって悲しくなるときは、めっちゃあります」
彼女のような厳しい境遇は、大学生では珍しくない。
fa-calendar12/22(金) 17:05
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