厚生労働省は、高所得の会社員の厚生年金保険料の上限を2027年9月までに引き上げる方針で調整している。対象者は年収798万円以上で非対象者。賞与を支給し、保険料収入の増加により年金財政の安定化を図るのが狙い。また、現役高齢者が年金を満額受け取りやすくするための制度見直しが2026年4月に進む予定だ。
この改革案は24日の通常国会に提出される年金改革関連法案に盛り込まれる予定で、法案提出は3月以降になる見通しだ。
改革の背景
日本の年金制度は、少子高齢化、労働人口の減少の影響を受けており、財政の悪化が懸念されています。
高所得層の保険料上限引き上げは、高所得層に負担を求めることで財政基盤を強化するのが狙い。
また、年金の受給開始年齢を超えた現役高齢者の年収に応じて年金額を減額する「在職老齢年金制度」も見直す予定だ。
高齢者の就労意欲を低下させることなく年金を受け取りやすい制度を構築する。
ネットの反応
この改革案に対してネット上では賛否両論が飛び交っている。
●応援の声
「高所得者の負担が増えるのは当然だと思います。」
「年金制度を維持するために必要な措置だ」
「シニアが働きやすい環境を整えるといいですね」。
●批判の声
「これ以上の負担増はやめてください。」
「高所得層だけをターゲットにするのは不公平だ。」
「年金財政問題の根本的な解決には至っていない」。
特に高所得者層の負担増については、「高所得者に過度の負担を強いている」との指摘が多い。
一方で、年金財政の維持が重要との意見も一定数あり、今後の議論が注目される。
独特の意見
今回の厚生年金保険料の上限引き上げは、年金制度の持続可能性を確保するために必要な措置といえますが、高所得層への負担の集中には限界があります。
また、在職老年金制度の見直しは、働く高齢者への支援として評価できるが、同時に労働環境や処遇の改善も必要である。
年金制度改革は国民生活に直結する重要な課題であり、議論を重ねた上で透明性の高い政策を策定する必要がある。
今後の国会審議がどのような方向に進むのか注目される。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・まず国会議員の給料を削減する。
・年収798万円以上の人は高額所得者と言われますが、彼らの手取りはいくらなのでしょうか?
・これまたバカなのか?こんなことで国が良い方向に進むわけがない!ちゃんと考えれば分かるはずです。今の世代だけを守り、前の世代に大きな代償を払わせるためにそこまでのことをするつもりですか?びっくりして何も言えない
・世間知らずの皆さん、油断する時が来ました。
・退職年齢も遅らせるべきであり、給付開始も遅らせるべきである。足りなくなれば保険料が無制限に上がるというのはおかしいですよね。
・年収798万円が高所得の途上国はどこ?
・このお金を国民年金の財源にするつもりですか?ふーむ…