兵庫県の斉藤元彦知事らに対する「違法行為」を告発する文書を書いた元西播磨県政局長が死亡した問題で、片山康孝副知事が辞任する意向を固めたことが11日、分かった。
片山氏は神戸新聞のインタビューで「知事に辞任を求めたが拒否された。県政が混乱している以上、誰かが責任を取らなければならない」と理由を説明した。
彼は12日に辞表を提出する予定だ。
片山氏は1983年に県に入庁し、人事課長や産業労働部長などを歴任。斉藤知事が就任した翌月の2021年9月に副知事に就任し、最側近として県政を支えてきた。
今回の文書問題では、県議会が地方自治法100条に基づく特別調査委員会(100条委員会)の設置を決定した直前に、最大会派の自民党を訪れ、辞職と引き換えに100条委員会に法案を提出しないよう要請していたことが明らかになり、県議会からは「職権を逸脱した」と批判された。
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