経済アナリストの森永卓郎氏(67)が27日放送のTBSラジオ「生島ヒロシの音京定食・一直線」に出演し、すい臓がんの病状が悪化していることを明かした。
森永医師は「右脇腹に激しい痛みがあり、現在医療用モルヒネで維持している」と歩行が困難であると説明した。
食事もほとんど摂っておらず「ここまで変わるとは思わなかった」と厳しい状態を告白した。
さらに「ちょっとした弱みで袋叩きにされる」と最近の社会を嘆き、「思いやりがあれば楽しい世界が生まれる」と訴えた。
日本社会に広がる「分断」と「自己責任」の空気
森永氏の発言が示唆する「かばん社会」は、近年日本社会に蔓延する「自己責任」の空気と無縁ではない。
SNSの発達により、個人の発言はすぐに拡散されますが、他者に対する寛容性は低下しています。
一連のフジテレビ騒動に見られるように、世間は不祥事に敏感になりがちで、失敗や不祥事にバッシングが集中する傾向がある。
このような傾向は、個人が安心して発言・行動することを困難にし、社会全体の萎縮を引き起こす可能性があると指摘されています。
森永氏は「日本はかつて曖昧な社会だったが、それはよかった」と支援の精神を取り戻すべきだと語った。
オンラインでの反応
インターネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
- 「ガンになっても戦う姿は『天晴』だった」
- 「ちょっとでも長生きしてほしい🥺」
- 「森永さん、もう少し待ってほしいです! 負けるな!!」
- 「桜は大変だ、鯉のぼりは正月まで頑張った、クリスマスは正月まで!」。
- 「せめて桜だけでも見てほしい」
今後の展望
森永氏の壮絶な闘病中の発言は、現代社会のあり方を問い直すものとなった。
フジテレビ問題に象徴されるように、日本社会の分断は深刻化しているが、一人一人の支えや思いやりによって少しずつ変わっていくかもしれない。
森永氏が掲げた社会全体で国民がどうすれば幸せになれるかを真剣に考える時期が来ているのかもしれない。
同時に、森永氏の今後の治療や健康状態については、同氏の発言が社会に与える影響に焦点が当てられている。
(構成=Share News JAPAN編集部)