最新BOOK文芸書ランキング TOP10
-2025年1月26日~2月1日–
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、八重洲ブックセンター グランスタ八重洲店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「謎の香りはパン屋から」 |
宝島社 |
今年の「このミステリーがすごい!」で大賞受賞作。
パン屋さんを舞台にした日常の謎を解く連作ミステリー小説です。
2 | 「ゲーテはすべてを言った」 鈴木結生 |
朝日新聞出版 |
芥川賞受賞作。
3 | 「禁忌の子」 |
東京創元社 |
現役の医師で、作家の山口未桜さんによる医療ミステリー。
救急医 武田のもとに搬送されてきたのは、なんと自分と瓜二つの溺死体だった。
武田は、自分に生き別れた兄弟がいるなど聞いたことがなく、他に思いあたる人物もいない。
いったい、この男は何者なのか?
武田は自分と同じ顔を持つ男の正体をつきとめるべく、自身の出生について調べ始める。
自らのルーツをたどった先にある、衝撃の真相とは!?
今作は、今年の本屋大賞にノミネートされています。
大賞の発表は4月9日です
4 | 「連続殺人鬼カエル男 完結編」 |
宝島社 |
シリーズ累計40万部突破!
5 | 「別れを告げない」 |
白水社 |
2024年ノーベル文学賞を受賞した韓国人作家ハン・ガンさんの一冊。
小説家である主人公とその友人を通して、1948年に起きた朝鮮半島の現代史上を最大の悲劇と言われる済州島4・3事件がモチーフの物語です。
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BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「ただ君に幸あらんことを」 | ニシダ | KADOKAWA |
7 | 「あえのがたり」 | 講談社 | |
8 | 「藍を継ぐ海」 | 伊与原 新 | 新潮社 |
9 | 「台湾漫遊鉄道のふたり」 | 楊双子(著)三浦裕子(訳) | 中央公論新社 |
10 | 「楽園の楽園」 | 伊坂幸太郎 | 中央公論新社 |
注目の一冊
話題沸騰の台湾文学に注目。
本作は、台湾の小説としては初めてアメリカで最も権威ある文学賞の一つ「全米図書賞」を受賞。
物語は、1938年日本統治下の台湾が舞台。
結婚の重圧から逃げるように台湾へ渡った日本人作家の青山千鶴子は、現地の通訳・王千鶴と出会う。
現地の食文化や歴史に詳しい千鶴の案内で、台湾各地を訪問。
そんな旅を続ける中で、千鶴子は千鶴と友達として仲良くなりたいと願うようになる。
だが、いつまでたっても千鶴は心を開いてくれなかった。
千鶴の本心は、一体どこにあるのか?
女性への抑圧や、統治下における立場の差、様々な障壁の中で交錯する2人の複雑な感情を描いた物語です。
![【最新BOOKランキング】伊坂幸太郎 作家生活25周年記念短編「楽園の楽園」](https://kenbunroku-net.com/wp-content/uploads/2024/05/2022book2.jpg)
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