・<パリオリンピック(五輪):水泳>◇27日◇女子100mバタフライ予選◇ラ・デファンス・アリーナ
[Paris = Matsumoto Wataru]五輪2大会ぶりに個人戦に出場した池江璃花子(24=横浜ゴム)は準決勝に進出した。
4組に分かれて行われた予選では、最終組で泳いだ。
57秒82のタイムでグループ7位、総合14位となり、同日午後8時半(日本時間28日午前3時半)から始まる準決勝に進出した。
池江選手は「すごく緊張していて、体がうまく動かなかったのだと思う。マークをタッチして順位を見たときはびっくりしたけど、準決勝まで行けたのはよかった。あと1回、うまくいけば2回泳げる。目標タイムを決めて、次につなげていきたい」と話した。
4日前の23日には会場で初練習。五輪マークも見えたが、普段はラグビーなどで使われる屋内競技場の規模の大きさに圧倒された。会場内に足を踏み入れると「プールを見た瞬間に鳥肌が立った。最高の興奮を覚えた」と喜びを語った。
2016年リオデジャネイロ大会以来の出場となった当時、彼女は東京・淑徳巣鴨高校1年生。7種目を泳ぎ終え、素直な気持ちを胸に遠く離れたブラジルから帰国した。
「一番感じたのは『メダルを取らないと面白くない』ということでした。帰ってきたら『ここでメダルを取った選手と取らなかった選手』に分けられていました。それがすごく悔しかった。『次のオリンピックに行くなら絶対にメダルを取ってやる』と決意しました」
(わずかに)
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