山梨県の富士吉田市立病院で2022年12月、30代の男性患者が死亡する医療事故があったと同病院は発表した。
UTYテレビ山梨によると、患者は遺伝性の筋疾患を患っており、在宅非侵襲的陽圧換気(NIPPV)を受けていたが、新型コロナウイルスに感染して入院中に人工呼吸器のマスクを外されていた。このズレにより呼吸不全や心肺停止が引き起こされたと考えられている。
警報が約90分間医療スタッフに気づかれず、心肺蘇生が遅れたため、患者の命は救えなかったとみられる。
▼詳細
同情と批判の声が入り混じる
この医療事故にはネット上で同情と批判が入り混じった声が上がっている。
●共感できる意見
「医療現場の過酷さを考えれば、90分で異常が見つからなかったのは仕方ないのかもしれない」
「新型コロナウイルスのパンデミックで病院は人手不足だろう。人のせいにするだけでは問題は解決しない」。
「ミスが起きるたびに医療従事者を責めるのは酷だ。再発防止策を講じてほしい」。
●批判的な意見
「90分間異常が見られなかったのは明らかに管理体制に問題があった。」
「警報が鳴っていたのに気付かなかったということは、病院全体の体制が脆弱である証拠だ」
「患者とその家族が受けている苦しみを考えると、さらに厳しい措置を講じる必要がある。」
医療制度の見直しが必要
今回の事故は、医療現場の負担が増大する中、安全確保の重要性を改めて認識させられた。この問題の背景に医療従事者の疲労や過重労働がある可能性は否定できませんが、だからといって無視できる問題ではありません。特に、生命維持装置に依存している患者の監視システムは、技術的改善の余地がある分野です。
再発防止策としては、警報検知の効率化や看護体制の強化などの技術導入が急務となっている。医療従事者が安心して働ける環境を整え、注意力の低下を防ぐ仕組みづくりも必要だ。
富士吉田市立病院の再発防止策の実施状況と、同様の事故を防ぐために全国の医療安全対策がどのように講じられるかが注目される。さらに、患者の安全と医療従事者の労働環境の改善を両立させるための具体的な対策も必要です。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・5分間気づかなかったとしても、まだ理解できます。 90分気付かなかった可能性はありますか?どのような不幸がこのようなことを引き起こすのでしょうか? ?
・なぜ警報に気付かなかったのかという疑問もあるが、なぜ1年前の事故を今になって発表するのかも分からない。
・警報は何のためにあるのでしょうか?
・信じられない事が起こりました❗️
・医療現場で人が亡くなるのは仕方のないことなのに、人工呼吸器のトラブルで90分間警報が出ても気付かなかったのは人災なのでしょうか?そう思います。
・どう言い訳してもごめんなさい、どうするつもりですか?失った命は戻らない…
・90分もあったのになぜ気付かなかったのか理解できません。どんだけ環境悪いんだよ…