・東京都知事選で165万票を獲得し2位となった元広島県安芸高田市長の石丸真治氏(41)が14日、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時半)に出演。「今の世界は“違和感”だらけ!?徹底解明、徹底討論、何かがおかしい2」と題して白熱討論した。東京都知事選についても取り上げた。
泉氏は手を挙げて「もう少し具体的に教えていただけますか」と質問。「政策についてはほとんどお話しされなかったので、大きな変化というメッセージに皆さん興奮していたと思います」と前置きし、「日本をどう変えていきたいですか」と質問した。
石丸氏は「人口減少」を懸念していると答え、「ほとんどの人が知っているはずだが、なぜか危険だと認識していない」と断言した。
人口減少を食い止めるために「具体的にはどんなことを考えているのか」と問うと、田島さんは「今の社会常識では無理。先進国は人口減少を克服できていない。例えば一夫多妻制を導入したり、遺伝子で子どもを作ったりするなど」と大胆なアイデアを提案した。座長の黒木千秋さんは「すごいですね」と目を丸くした。
「社会が変わるには100年、200年、日本なら300年かかるかもしれない。300年持たせるには、人口減少のスピードをできるだけ緩やかにし、人口が少なくても国際的な地位を失わない体制をつくらないといけない」と、現在の社会システムでは難しいと熱く語った。しかし、スタジオのパネリストらは「それはどういうこと」「どうしたら実現できるのか」と一斉に反論した。
東京に集中する人口を循環させて地方に避難させるべきだと主張したが、泉氏は「どうするんですか」と身を乗り出した。大野裕之氏は「地方分権とかそういう話ですか」と答えた。丸田佳奈医師は「それは単なる運動で、東京で子どもを産む人はいない」と反論。石丸氏は「東京に人が集まっても、東京で『再生産』は起きないんですか」と弱々しく問うた。
丸田氏は「出産という行為にたどり着くために、具体的に何をすれば、ほとんどの女性が出産したいと思えるようになるのか」と石丸氏に迫った。石丸氏は「そのためには、あの…」と言葉を詰まらせ、しばらく考えた後、ぎゅっと目を閉じて「正解は東京以外にもあります」と答えた。「言葉にするとすごくいい加減なんですけど、地方の魅力、そこで暮らしていい、働いていいという意識がないので、東京以外の場所が魅力を失っている」といい加減な回答だった。番組前半で“敗戦”した武田氏は「それなら、それが都知事の仕事、地方都市の首長の仕事。例えば和泉のような成果を出せば、人口減少に歯止めをかけられる」と結果重視の政策を求めた。 知事選に出馬せず、安芸高田市長として誰もが納得できる大胆な「人口減少」政策を実現していた方が説得力があったと主張した。
泉市長は在任中、「18歳までの医療費無料化」など独自の子育て支援策を打ち出した。石丸氏は「明石市が子育て施策を強化したら、子育て世代が周辺市町村から流れてくる。それだけ。奪い合うゼロサムの綱引きだ」と断言。泉氏は「ゼロサムじゃない。兵庫県内で出生率が最も高いのは明石市だ」と反論。明石市と安芸高田市の子育て施策を巡って白熱した議論となり、石丸氏が「調べたら、安芸高田市の子育て支援は明石市と大差ない」と攻撃すると、泉氏は「全然違う。ウソだ」と激怒した。
(わずかに)
faカレンダー7/14(日) 18:16
faチェーン