1月23日放送のTBS系情報番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile~』に生出演した医師の丸田佳奈氏が、タレント・中居正広の芸能界引退について私見を述べた。
「これは良かったですか?」複雑な気持ちです。
中居はファンクラブサイトで芸能界引退を発表した。同社は契約解除手続きが完了したことなどを挙げ、「引き続き問題に真摯に向き合い、誠心誠意対応してまいります」としている。
今回の発表に対し、丸田氏は「こうならざるを得なかったと思うことがほとんどですが、それでよかったのかとも思います」と率直な心境を吐露。
さらに「中井氏側が引退のトラブルを認めたのは大事だが、反省の機会として引退することが適切だったのか疑問は残る」と述べた。
SNSの「偽りの正義」にも言及
丸田氏はタレントの野々村友紀子氏がフジテレビ社員をネット上での誹謗中傷で告発したことにも言及し、SNSの影響力に警鐘を鳴らした。
「近年、SNS上での行き過ぎた攻撃が社会的圧力となり、退職に追い込まれるケースが増えている。たとえ中居氏が加害者だったとしても、これは良いことではない」と疑問を呈した。この事件における「制裁」の性質。
さらに「SNS上でデマが混入したり、一部の正義を掲げる人々の行き過ぎた行動がさらに引退に追い込んだのではないか」と指摘した。
ネット上の反応
この投稿に対し、ネットユーザーらからは以下のような意見が寄せられた。
- 「自ら扇動した人や意見を持った人たちが今や加害者で、あたかも正義の側であるかのように振舞っている」 同社はソーシャルメディア上での誹謗中傷を見てもスポンサーを降りなかったが、中井氏はこう述べた。辞任を余儀なくされた。スポンサーが辞めたからだ。覚えたてのバカみたいにSNSを敵視しないでください。あなたの思考能力には欠陥があるでしょう。」
- 「何が何でも『SNS』を規制したい勢力がいるとしか思えない」 確かに心無い誹謗中傷はあるだろうが、100万人や1000万人ではないにしても、そんな感じだ。 「SNS。誹謗中傷だらけだと思わせないでほしいです。」
- 「辞めなくても、もう需要はないと思います🥺」
- 「そのセリフをそのままマスコミに返してもいいですか?」
今後の課題
丸田氏は「世間の圧力に頼るのではなく、本人が自分の問題と向き合う機会を持つことが重要」と、芸能界における不祥事への対応についても問題提起した。
SNSの巨大な影響力と、それによる“目に見えない社会的制裁”にどう対処するかが、今後のエンターテインメント業界の新たな課題となりそうだ。
(文=シェアニュースジャパン編集部)