・ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が日本テレビの単独インタビューに応じた。グローバルに事業を展開する柳井社長は、世界から見ると日本は「年収200万円の国」と述べ、日本経済の将来に危機感を示した。
・■「日本は日本人だけでは生き残れない。」
経済・流通担当記者 片山恵子
「彼は代表を務めるファーストリテイリング財団の理事長としての立場で私たちの質問に答えた。」
「財団の活動の一つに、バングラデシュのアジア女子大学への支援があります。貧困層や難民の女性に高等教育を提供するために2008年に開校した同大学の卒業生の多くは、オックスフォード大学、コロンビア大学、パリ政治学院などの大学に進学したり、政府機関、世界銀行、WHO、グローバル企業に就職したりしています。しかし残念ながら、現在日本で働いている卒業生は一人もいないそうです。」
経済部 金融界局 城間翔太記者
「彼らは日本をあまり魅力的な職場だとは思っていないのだと思います。」
記者 片山
「柳井氏が感じたのは日本の国力低下への危機感だった」
（わずかに）
・柳井会長
「日本人が少数精鋭の集団で働くことを学ばなければ、滅びてしまうと思う。」
人口減少に伴い
柳井会長
「人口が減って、みんなが頑張っているのに、現状の労働生産性は低い。労働生産性を上げる取り組みをしないと、日本は将来、生きていけないと思います。人口減少が続けば、公的サービスや民間で受けられるサービスが受けられなくなる恐れがあります」
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