「国産花火」職人の思い こだわり満載
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
職人の想い詰まった「国産花火」
| 夏の思い出といえば花火。 実はその製造業者の数 日本一が愛知県です。 職人の思いが詰まった「国産花火」を取材しました。 |
窮地に立つ国産花火
職人が守る愛知の伝統と誇り
夏の夜空を彩る花火。
しかし現在、日本で販売される花火の大半は外国産で、国産品は全体の1割ちょっとという厳しい状況です。
そんな中でも職人たちはアイデアと情熱で国産花火を守り続けています。
花火の名産地・愛知県で、その現場を取材しました。
愛知が花火の名産地になった理由
愛知県は全国に24もの花火業者が集まる、日本一の花火産地です。
そのルーツをたどると、岡崎市出身の徳川家康にたどり着きます。
天下統一を果たした家康は火薬の製造と保有を厳しく制限しましたが、岡崎周辺にだけはその製造を許可しました。
この歴史的な背景が、愛知に花火文化が根付くきっかけになったと言われています。
一方で現在は外国産、
特に中国製の花火が市場を席巻しています。
岡崎市にある創業80年の老舗・佐野花火店でも、国産品を意識的に多く仕入れるよう努力していますが、それでも国産と外国産が半々程度というのが現状です。
70年変わらない手作りドラゴン
太田煙火製造所の5代目・太田さんが手がけるのが、愛されて70年以上の「ドラゴン」です。
地面に置いて火花を楽しむ噴出花火の代名詭として知られるこの商品、開発当初から今も変わらず手作りで製造されています。
1日の製造上限は4000個。
硫黄やアルミニウムなど7種類の原料を配合した火薬を紙の筒に入れて作りますが、重さの感覚や湿気を指先で感じ取りながら火薬の量を微調整するため、軍手は一切使いません。
人気商品の「ニュードラゴンジャック」は配合が異なる火薬を2回に分けて入れることで、はじめはパチパチと弾け、その後まぶしく光りながら火花を散らす2種類の燃え方が楽しめます。
その人気ぶりは地元で絶大で、2022年には358人が同時点火に成功してギネス世界記録を樹立するほど。
愛知の夏には欠かせない存在となっています。
5年かけて開発した平手花火の挑戦
外国製に負けまいと、職人たちは独自の商品開発にも力を注いでいます。
岡崎市の鈴木花火が5年をかけて開発したのが手持ち花火「四季彩」です。
特徴は、発色の良さと柔らかくこぼれ落ちる火の粉で、燃焼時間も長いです。
三州火工の線香花火「牡丹桜」。
外国製に比べて炎が大きく広がるのが特徴です。
一本一本手作りだからこそ生まれる、機械では出せない風情ある炎が魅力です。
また佐野花火店で一番人気の国産商品「たこおどり」は、独特の揺れながら燃える炎が楽しめる花火で、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。
価格で勝負する外国産に対し、国産花火が持つ強みはアイデアと手仕事の温かさ。
「これがいいと言ってくれることが喜びだし、伝統は守っていく必要がある」という職人の言葉に、国産花火への誇りと使命感が滲みます。
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