EUがグリーンランドに”巨額投資”なぜ?
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
EUがグリーンランドに
380億円投資
EU(ヨーロッパ連合)がグリーンランドに380億円規模の投資を行うことが明らかになりました。
グリーンランドはデンマーク王国の自治領で、世界最大の島です。
かつてはEUの前身であるEC(ヨーロッパ共同体)に加盟していましたが、主要産業である漁業への影響を懸念して1985年に離脱した経緯があります。
それでも今回EUが改めて関係強化に動き出した背景には、大きく2つの理由があります。
1つ目が重要鉱物です。
グリーンランドの氷床の下にはレアアースをはじめとする豊富な資源が眠っているとされており、EUは再生可能エネルギーや鉱物資源の開発を支援したい考えです。
中国への依存度が高いレアアースの調達先を多様化したいという欧州の戦略的な思惑も背景にあります。
北極海航路が「幻の航路」から現実に
2つ目の理由が北極海航路です。
地球温暖化による海氷の融解が進んだことで、かつては「幻の航路」と呼ばれた北極海ルートが実際に利用できるようになってきました。
ヨーロッパとアジアをつなぐこのルートはスエズ運河経由と比べて距離を大幅に短縮でき、経済的にも安全保障上も重要性が急速に高まっています。
グリーンランドはこの北極海航路の要衝に位置しており、EUとしても戦略的な関与を強めておきたいという判断があります。
一方でロシアと中国もこの航路での協力を深めており、EUは警戒を強めています。
さらにトランプ大統領がグリーンランドの領有に意欲を示したことも記憶に新しく、資源・航路・安全保障の三拍子がそろったこの島に世界各国の関心が集中している状況です。
デンマークからの自立を目指す
グリーンランド
グリーンランド側にも今回の投資を歓迎する理由があります。
現在はデンマークからの補助金に大きく依存した財政構造になっており、資源開発や観光を通じた経済的自立が長年の課題です。
EUからの投資は自立に向けた重要な資金源となり得るもので、将来的な独立を見据えた動きにもつながりそうです。
氷に閉ざされたこの巨大な島が、地政学・資源・物流の観点から世界の注目を集める存在になりつつあります。
NEWS解説
-「けさ知っておきたいNEWS検定」前のNEWS解説-
□ EUは長年グリーンランドの何を支援してきた?
【お天気検定】
□ 「国営昭和記念公園」実際に使われた○○を設置?
【エンタメ検定】
□ お休み
|
「今知っておきたいNEWS検定」「お天気検定」 |
テレビ雑誌検定クイズプレゼントの応募方法

お天気検定