5割超が暖房を我慢 冬のエアコン節電術は?
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
寒さが本格化する中、暖房代を気にしてエアコンの使用を我慢する人が増えています。
調査では「寒くても暖房を我慢したい」と答えた人が5割を超え、我慢する暖房器具ではエアコンが60%で最多となりました。
物価高や電気代への不安から、設定温度を下げたり、部屋の中で厚着をしたりする人も少なくありません。
ただ、節約のつもりでやっていることが、逆に電気代を高くしている場合もあります。
エアコンの風量「弱」は
節電にならない?
節電のため、エアコンの風量を「弱」に設定している人も多いのではないでしょうか。
しかしパナソニックの実験では、室温を一定の温度まで上げる際、風量「弱」よりも「自動」の方が短時間で暖まり、消費電力量も少なくなる結果が出ています。
実験では、「弱」は設定温度に達するまで61分かかり、消費電力量は約1000Wh。
一方「自動」は22分で到達し、約660Whでした。
つまり「弱」の方が約40分長くかかり、消費電力量も約6割多くなった計算です。
なぜ「自動」の方が
電気代を抑えられる?
エアコンは、部屋を設定温度まで暖める時に最も多くの電力を使います。
風量を弱くすると、暖まるまで時間がかかり、その間ずっと高い負荷で運転することになります。
一方、自動運転では最初に強い風で一気に設定温度まで暖め、その後は必要に応じて出力を下げます。
「強く運転すると電気代が高そう」と感じますが、短時間で部屋を暖めた方が結果的に節電につながる場合があるのです。
加湿すると設定温度を下げても暖かい
もう一つの節電ポイントが「湿度」です。
例えば室温21℃湿度30%では、体感温度は約19.5℃。
一方、室温を20℃に下げても湿度を50%にすると、体感温度は約19.7℃になります。
つまり湿度を上げれば、設定温度を1℃下げても同じ程度、むしろ少し暖かく感じられる場合があります。
設定温度1℃の違いで電気代は?
暖房の設定温度を20℃から21℃へ1上げると℃上げると、消費電力は約10%増えるとされています。
番組の試算では、月の電気代が約4500円の場合、設定温度を1℃上げることで約450円増える計算です。
一方、設定温度を20℃のままにして加湿器を使った場合、加湿器の電気代は月約106円。
単純計算では、設定温度を上げるより月約340円節約できることになります。
冬のエアコン節電で意識したいこと
エアコンを効率よく使うには、風量を「自動」にするほか、カーテンを閉めて窓から熱が逃げるのを防ぐ方法があります。
さらにサーキュレーターを使い、天井付近にたまりやすい暖かい空気を部屋全体に循環させることも効果的です。
湿度を40~60%程度に保てば、体感温度を上げながら乾燥対策にもつながります。
きょうのNEWS解説まとめ
冬の節電では、ただエアコンを我慢したり、風量を弱くしたりすればよいとは限りません。
風量は「自動」にして短時間で部屋を暖め、加湿やカーテン、サーキュレーターを組み合わせることがポイントです。
寒さを我慢しすぎるのではなく、エアコンを効率よく使いながら、電気代を抑える工夫を取り入れることが大切です。
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