<息子の多様性を受け入れて>普通にこだわる旦那。事務的な愛情を向けられ別々の道へ【第4話まんが】 | ママスタセレクト
【第1話】から読む。
前回からの続き。
これは4年前の話です。私はゆり。小1の長男まおとのママです。仕事人間の旦那ふみおの手伝いはなく、ほぼワンオペ状態でここまで育ててきました。私には旦那に隠していることがあります。それは、まおとが特別支援学級に在籍していることです。まおとは情緒面で少し不安要素がありますが、学力的には問題はありません。まおとにとって最善な道をと思い、特別支援学級を選択しました。そんななか、訪れた授業参観。もう隠せないと思った私は、今の状況を旦那に話しました。しかし旦那はまおとの状況にも私の気持ちにも寄り添ってはくれません。
この事態を妹に電話で相談してみました。
妹の言葉にハッとした私。今後も続くまおとへの支援教育。わが子の一番安心して学べる最高の場所を、これからも悪い場所だなんて思い続ける旦那との未来はないのかな……と。参観日の夜、私は旦那へ話しかけます。
この日以降、旦那と会話をしないまま1週間が過ぎました。するとある日の夜、旦那が一枚の紙を渡してきました。
紙には「これからも生活費は出すが、特別支援学級にいることに納得していない」といった、旦那の考えが書かれていました。悲しいけれど、この人はまおとへの働きかけはしたくないようです。ただ正直、私も手のかかる子どもを抱えて、仕事をしながら育てていくのは難しいと考えていたのも事実です。せめてお金だけでも心配しなくても良い環境であれば、それに越したことはないでしょう。それがたとえ現実を受け入れてくれない父親であっても、今のまおとにとっては「環境を変えない」ことが一番だと思ったのです。
何が正解かはまだわかりません。家族にはいろいろな形があると思います。「旦那が変わらない」わが家ではこれが最善でした。ただ、まおとがもう少し大きくなったら、父親の対応をどう理解するか。それまでに、まおとの成長を見守りつつ、私自身も自立ができるように経済基盤を整えていこうと思っています。
※療育相談などの内容は一個人のケースであり、すべての人に当てはまるわけではありません
原案・ママスタコミュニティ 脚本・たろむらこわか 作画・りますけ 編集・荻野実紀子
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