＜出産より遊び＞【後編】「産後やることない」とツーリングに行く予定の旦那。わからないタイプには？ ｜ ママスタセレクト
前回からの続き。投稿者さんは1ヶ月後に帝王切開での出産を控えています。里帰り出産のため、今はすでに上の子と一緒に実家に身を寄せているのだそう。そんななか旦那さんから連絡が。内容は「手術の翌日、上司と一緒にバイクのツーリングに行ってもいいか」という申し出でした。どうやら上司に誘われたようですね。投稿者さんはこの発言に呆れ顔。「勝手にしたら？」と突き放したところ、旦那さんは「何もすることないし、いいよね」と言い放ちました。
ママたちは旦那さんの態度と発言に怒り心頭。投稿者さんが命がけで出産をするというのに、「自分は何もすることがないからツーリングに行く」というのは、あまりにも非常識だと考えられたようです。投稿者さんが激怒するのも当然でしょう。
投稿者さん、ハッキリ怒っていいんだよ
『ツーリングの話が出たときに「行きたければ行けば？」なんて言わないで、「手術の後どうなるか分からないし、上の子もいるから別の日にして」って言ったらよかったね。「帝王切開だって亡くなる可能性はゼロじゃないんだから、もうちょっと心配して」くらい言っていいよ』
『ちゃんと夫婦で話をして釘を刺すべきだよ。普通は考えればわかるはずのことだけど、旦那さんは言わなきゃわからないタイプなんだよ。ここで遊びにいけば、一時の道楽と引き換えに一生涯で取り返しのきかないものを失うってわからせてあげないと。一生添い遂げるのは上司とじゃなくて妻なんだからね』
ツーリングの話が出たときに、投稿者さんは呆れて「行きたければ行けば？」と言いました。しかしそれはもちろん「行っておいでよ！」と笑顔で勧めているわけではなく、「まさか本気で行くわけじゃないよね？」という、ある種のけん制でしょう。しかし旦那さんはそれを理解しませんでした。もし投稿者さんが最初から「何考えてるの？」と怒っていたら、イライラは少なかったかもしれませんね（もちろん大人なのですから、言わなくてもわかってほしいところではありますが）。さて投稿者さんもコメントを寄せてくれたようです。
『話し合いを諦めた私が悪かったですね。でも「そんなこともいちいち私に聞かないとわからないの？」と思った瞬間「もう好きにすれば？」と言ってしまいました』
相手の発言に呆れて「じゃあもういいよ」と言ってしまったこと……誰しも一度はあるのではないでしょうか。きっと投稿者さんもそんな状態だったのでしょうね。
もし「ありがとう」と言ってくれたなら
『投稿者さんが呆れながらも「行っていいよ」って言ったときに、旦那さんが「ありがとう」と言えばまだ救われたかもね。でも「やることないしね」って言われると腹立つよね。確かに実際にはやることはないかもしれないけどさ。“2人の”子どものことで体がボロボロ、しかもやることがいっぱいの人に対して、ツーリングに行く人が言う言葉ではない』
投稿者さんが「行きたいなら行けば？」と言ったとき、もし旦那さんが「ありがとう」と返していればまだ違ったかもしれません。「大変なときに勝手なことしてごめんね」「何かあったらすぐ戻るから」と投稿者さんを気遣うひと言があれば、ここまで大きな問題にはならなかったでしょう。むしろ「上司の誘いだから断りづらいのかな」と思えた可能性もありますよね。たったひと言かもしれませんが、夫婦の仲をうまく回すには大切な言葉なのでしょう。これには投稿者さんからも同意の声がありました。
『そうなんです。「ありがとう」だったら正直まだ許せたんです。「その代わり1日楽しんで帰ってきたら、たくさんやることもあるし、上の子も実家に迎えに行ってあげてね。遊んであげてね」って言えたと思うんです』
旦那さんからの感謝の気持ちが見えれば、投稿者さんも「しょうがないなあ」と思いながらも柔らかい態度でいられたはずです。お互いに歩み寄った態度を見せることが重要なのでしょう。
言わないとわからないのかも。きちんと話して
『育児って最初が肝心だから、私なら許さない。今後も許されると思って続くかもしれないよ？ 「やることは山積み！」と、細かくリストアップして渡す。言わないとわからないタイプだね』
『旦那さんに直接気持ちを伝えよう。どうしてほしいのか伝えないと、気がつかないのかも。最初からいい父親なんて少ないし、投稿者さんが教育してあげて』
旦那さんの要求に対して、ちょっと遠回しに自分の意見を伝えた投稿者さん。しかしそれでは、旦那さんにはハッキリと伝わらないのかもしれません。今後はもう少し直接的に伝えることで、旦那さんも投稿者さんの真意に気づけるかもしれませんね。
出産日の翌日にツーリングに行きたいと言いだした旦那さんに、イライラしてしまった投稿者さん。旦那さんの発言がもう少し投稿者さんを思いやったものだったら、また違ったのかもしれません。今後はお互いにもう少しずつ歩み寄ることで、よりよい関係を築けるのではないでしょうか。いずれにしても、投稿者さんが無事に出産を終えられますように。
文・motte 編集・みやび イラスト・Ponko