<不登校の中3娘>通信制高校を志望する娘に「普通の青春を楽しんでほしい」親の迷い【第3話まんが】 | ママスタセレクト
【第1話】から読む。
前回からの続き。
数年前の話です。中3の娘、ユキナは不登校。そろそろ進路を決める時期になりました。ユキナは通信制高校へ行きたいと言っています。しかし私はみんなと同じように全日制高校へ進んで、ごく普通の青春を楽しんでほしいのです。
私はずっと「不登校にも理解がある、頭のやわらかい母親」でいようと頑張ってきました。時代の流れに沿っている、今どきの考え方ができる母親だと……。
でも、そうじゃなかった。私はユキナの選んだ進路を受け入れられなかった。ほとんどの高校生が通うのは全日制。だからユキナもその「大多数」に入ってほしかった。通信制高校は私にとって未知の世界です。夫も私も、きょうだいや従姉妹たちも通ったことがありません。通信制高校に入ったら、今後ユキナの学力はどうなるのか。全日制の子に比べて思うように勉強が進まず、成績がどんどん下がっていってしまわないか。大学進学はできるのか。そして社会性の面でも心配です。登校日が少ないとなると、人と接触する機会が減ってしまいます。いつまでも人を怖がり続けて、大人になっても社会に適応できないのでは……と思ってしまいます。
不登校の原因になった同級生たちは、ユキナのことなど忘れてしまうでしょう。そしてそれぞれ、充実した人生を送るでしょう。たまたま運悪くターゲットにされてしまったユキナは、学校という社会から弾き飛ばされてしまったまま……ユキナだけがつらい人生を送るなんて、理不尽だしやりきれません。重苦しい気持ちに押しつぶされそうになりました。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・まゆか! 編集・横内みか