石川県の馳浩知事は6日、能登半島地震からの復旧・復興を加速させるため、「能登駅伝」の復活に向けた方針を発表した。
この発表に対し、SNS上では地方創生を期待する声と復興の優先順位を疑問視する声が混在している。
馳知事が語る「能登駅伝」復活の意義
能登駅伝は、大学生ランナーが能登半島を3日間かけてたすきを繋ぐ大会として、1963年から10年間にわたって開催されました。馳知事は50年ぶりの復活について次のように語った。
「能登の素晴らしさを国内外に発信するとともに、復興の過程を学び、参加した学生たちに能登に興味を持ってもらえる工夫をしていきたい」としている。
また、住民や参加者との交流を通じて、被災地の復興支援と地域の活性化を目指すイベントです。
「先にやるべきことがまだある」がSNSで話題に
この発表を受けて、SNS上ではさまざまな意見が飛び交っている。特に注目を集めたのは、Xユーザー「himuro」さんが投稿した以下のコメント。
「その前にやるべきことがあるのですが…」
この投稿は大きな反響を呼び、1,000件以上の返信が寄せられました。 「インフラ整備や被災地への直接支援が先ではないか」という声も多い。
能登駅伝開催の課題=インフラ整備と予算
石川県によると、陸上競技関係者からの意見では「道路の復旧」や「宿泊施設の確保」などの課題が挙げられているという。
能登半島地震の影響でインフラがまだ十分に整備されていない中、駅伝開催にはさらに多くの費用と労力がかかることが予想される。
馳知事は「記録より記憶に残る大会にしたい」と述べているが、その実現には現地の復興状況と運営準備の両立が必要だろう。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・これは、ブルーインパルスを被災地に飛ばして激励するという考え方に似ています。
・きっと。残念ながらこの人は無能知事です😩
・インフラの復旧や住民の暮らしの方が大事ですよね?
・こんなこと言うのは無理だよ~これしか出来ないんだよ。
・何もかも失った人は、食べる場所、トイレに行ける場所、安心して眠る場所があってこそ、夢や希望を持つことができるのです。そんな猿芝居を見せられても、失望と絶望しか感じない。
・陸上関係者が知事になったら、被災地ではなく、自分の専門のスポーツイベントに予算を振り向けることになることを県民は認識すべきだ。
・長谷は優先順位を間違えている。何が重要なのかを見分けることができません。