5月下旬、広島県廿日市市でクマの目撃情報が相次ぎ、現場近くの小学校が2日連続で休校となった。
– クマに注意するよう警告するポスターも町中に掲示されました。
動物研究者のパンク町田さんが、都市部で動物の目撃情報が相次いでいる理由を解説する。
青山隆晴キャスター:
動物といえば、おなじみのパンク。昔はパンクが珍しい動物について教えてくれるシーンが多かったのですが、最近は「街中に動物がいるのに…」という質問が増えた気がします。
パンク町田:
そうです。ここ2、3年で劇的に増加しました。
青山隆晴キャスター:
なぜ住宅地で動物が目撃されるのでしょうか?
パンク町田:
第一の理由は、2年ほど前までは、天候が動物たちにとって非常に良く、豊作だったことです。山間部でも作物は豊作でした。
アナウンサー:
なるほど。クマと言えば、以前群馬県のクマがよく出没する地域に住んでいて、クマの出没シーズンには毎日のようにクマの目撃情報が寄せられていたのですが、実際にクマに遭遇してしまったらどうすればいいのでしょうか?
パンク町田:
クマが私たちの存在に気づいていないようなら、最初は動かずにじっとしているのが最善です。
アナウンサー:
じっとしていないといけない。動かないほうがいいですか?
パンク町田:
まずは動かないことが一番です。クマと目が合ったら目を離さないことが一番です。それでもクマが動かない場合は目を離さずゆっくり後退して距離を置くのが良いと思います。
青山隆晴キャスター:
もしこれが近距離での遭遇だったら、違ったでしょうか?
パンク町田:
突然の遭遇でクマに襲われたら、ぜひ反撃してください。北海道にいるようなヒグマではなく、クマであれば、実際に戦う、つまり抵抗する方が生き残る確率が高いというデータがアメリカなどにありますので、とりあえずは諦めずに戦ってください。
faカレンダー6月6日(木)6:02
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