今回は、9月20日(金)放送の『虎に翼を』第125話(第25週)の詳しいあらすじとネタバレをお届けします。
[Misae s’est-elle suicidée ? ]と題して第25週第125話をお送りします。
ある日、寅子を訪ねて並木冴子が訪ねてくる。
冴子はみゆきの祖母であり、驚くべきことにみさえの母親でもあった。
さらに寅子は冴子から、みさえが自殺したという衝撃の事実を知らされる。
光一は意を決して桂場のいる校長室へ入る。
「1950年のこの判例を変える時が来た。」
「尊属殺人に対する重罰が違憲であるかどうかを高等法院で改めて判断する時期ではないでしょうか。
しかし、浩一が桂場にみい子の裁判に応じるよう迫ると、桂場は時期尚早と即刻拒否した。
それを聞いて康一は激怒した。
「法は法、道徳は道徳だと思いますが…」
「結果がどうであれ、評決は有効だ。」
「司法が何もせず、人権侵害を見て見ぬふりをするなら、司法の独立とは何だろうか?
しかし、光一は怒りのあまり鼻血を出して気を失ってしまう。
しばらくして、寅子が校長室に到着した。
寅子が部屋に入ると、康一は桂場の膝の上で寝ていた。
そして、寅子は孝一に世話になったお礼を言うと、院長に愚痴を言い始めた。
「桂場氏は若い裁判官たちに取り返しのつかない大きな傷跡を残した。」
「きっと、絶対に許されないよ。」
「私自身、桂場さんに対して怒り、失望、傷つきました。」
さらに寅子は司法長官の桂場に、司法の独立のために最後まで共闘するしかないと告げた。
すると寅子は、最近法律に出会った頃の自分に戻ったような気がすると言う。
寅子さんは大学入学前に桂場さんと何度か意見交換をし、心が折れてしまったと振り返る。
自分の気持ちに気づかせてくれた桂場に感謝していた。
「それにしても、さすが桂場さん」
寅子がそう言うと、何も知らずに話を聞いていた康一は笑顔でこう言った。
「ちょっと羨ましいです…」
その日、星家では芳一とのどかも加わり、夕食にすき焼きを食べることに。
友一は自分用に買った高級肉を見てご機嫌。
「この肉があれば何でも乗り越えられる」
食事の後、康一は桂場の膝の上に落ちた時のことを話し始める。
「一区切りついた気がする…」
「これはこの戦争のものですか?
その瞬間から気持ちが軽くなったと光一さんは言う。
しかし、正直分からないと康一が言うと、虎子は康一に身を寄せて答えた。
「理解してもらえる日を待ちながら、少しずつ心を軽くしていきましょう。」
その頃、最高裁判所長官室では、桂場が康一が残した尊属殺人裁判の資料を閲覧していた。
そして桂場は殺人裁判の上告受理を決意する。
1971年4月のある日、並木みゆきの祖母である冴子が寅子を訪ねて来た。
「私は森口みさえの母です。」
「ずっと謝ろうと思ってたんです。」
「あの時、私は娘を助けようとしたんですが…」
そしてサチエは、みさえが3歳になった直後に自殺したことを明かす。
寅子は、みゆきがみさえの娘であること、そしてみさえが自殺したという事実に大きなショックを受け、動揺する。
そしてサチエは、みさえの最後のメッセージが書かれたノートを寅子にプレゼントする。
そこにはみさえの苦悩が描かれていた。
責任があるのは私だけだということ。
欲しかったものを手に入れたということ。
しかし、みさえは東京に来てから、自分がただの女性であることに気づきます。
掌の上で転がしたと書いてあったが、気づけば倒れただけでなく、予想外の出来事の連続に翻弄されることになった。
彼女を妊娠したら何か特別なことが起こることを願っていたとも書かれていたが、無駄だった。
そして特別な自分が残ったまま消えるしかない…。
「もし私がこの人を拒否していなかったら、何かが変わっていたでしょう。 »
「この人は私を特別にしてくれたのだろうか?」
最後には、娘への言葉を書き留めたみさえのノート。
「ミユキ、愛せなくてごめんね。」
寅子は読み終えたとき、息が苦しくなるほど残念な気持ちになった。
「あの日、あと一歩のところだった…」
「それにしても、私のせいで…」
光一が決意をして桂場と対峙したとき、それは友一のことではなかった。
冷静に考えれば、子供の人事異動について上司に文句を言う筋合いはありません。
そして光一が人権侵害を訴えたとき、桂場はまたしても「時期尚早」だった。
しかし、桂場は呼び出された寅子から厳しく告げられる。
そして並木みゆきの不倫が発覚したものの、結局みさえに対して後悔することになった。
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