自民・森山裕前幹事長、税調インナー就任辞退　高市氏カラーへ

森山氏辞任の評価と今後の政務への期待

森山裕元幹事長が党内幹部の辞任に際し、ネット上では「世代交代を促す動き」と称賛する書き込みが多く、特に高市早苗首相の積極財政政策とは一線を画すなど、政策の違いを踏まえて潔く路線を選択した森山氏の決断には肯定的な意見が多い。

一方で、森山氏の辞任は高市政権の人事刷新の一環であり、今後の党内の立場再編につながるとの見方もある。森山氏はこれまで政策調整や与野党交渉で存在感を示し、役割を終えたとの見方がある一方、今後も水面下で影響力を発揮し続ける可能性を警戒する声もある。

さらに、財務官僚出身者が多い現行の税調委員の構成にも疑問があり、「財務省寄りの政策運営」に対する国民の不信感も根強いことを考えると、森山氏の辞任は世代交代だけでなく、党内で路線転換し、政策の方向性を再考する機会となる可能性もある。

今後の焦点は、高市政権のもとでの「積極財政」への移行がどこまで実現するのか、そして新たな調整官に誰が登場するのかである。