杉尾秀哉参議院議員(立憲民主党)は12月24日、X(旧Twitter)で起きたとされる「朝鮮人虐殺」の歴史的事実を検証する有志の会を立ち上げた。関東大震災の際には自ら主催者として参加した。やっていることを報告しました。
投稿では「この問題が国会で取り上げられると大きな反響があった」と述べ、今後も勉強会を開催し政府に歴史的事実の検証を求めていくと述べた。しかし、この投稿にはネット上で多くの批判が寄せられている。
投稿内容と背景
杉尾議員は投稿の中で、関東大震災から100年を迎えた昨年、国会で朝鮮人虐殺を取り上げた経験に触れ、「政府に歴史的事実の検証を強制する」と述べた。この問題は、震災直後に広まったデマによって朝鮮人に対する暴行が発生し、多くの死傷者を出したとされ、日本の歴史教育や社会における差別の象徴とみなされてきた。
しかし、当時の松野官房長官は2023年8月30日の記者会見で「政府が調査した限り、政府内に事実関係を把握できるような記録は見つかっていない」と述べた。
多くの批判
この投稿にはXに関して多くの反響があり、特に保守層からの批判が目立っている。
●批判的な意見
「一方的な歴史解釈で日本を貶めるような態度はやめてほしい」。
「100年前に何が起こったのかを検証するよりも、今の日本の問題に焦点を当てるべきではないでしょうか?」
「偏った歴史観に基づいて政治的訴えを行うのは不適切だ」
●支持する意見もある
「過去の過ちを見つめることが大切。正しい歴史を学ぶ活動を支援します」。
「こうした議論が差別問題の解決につながるはずだ」
「政府が積極的に取り組むべきテーマ。我々も支持する」。
記録の欠如と歴史認識のバランス
政府は「事実を確認できる記録はない」としているだけに、杉尾議員の活動は事実確認が困難になることが予想される。
記録の不足を補うために、関東大震災の混乱の中で何が起こったのかを多角的に再検討することには価値があるが、慎重なバランスが必要である。一方的な歴史観や解釈への偏見は、国民の間に新たな分断を生む可能性がある。
今後の注目ポイント
杉尾議員率いる検証委員会がどのような具体的な手法で議論を進めるのか注目される。記録不足を理由とする政府の否認をどう乗り越えるかも鍵となる。
この活動が日本社会の歴史認識を深める建設的な議論につながるか、あるいはさらなる対立を引き起こすかは今後の進め方次第だ。政府、議会、国民がどのように関わっていくかが重要なポイントとなる。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・立憲民主党もダメだ!
・ということは、検証が終わって望む結果が出たら、というか出てきたら、日本政府に賠償を求めて大騒ぎするつもりなのでしょうか?何のためにこれをやっているのですか?
・それが今私がすべきことなのでしょうか? ? ?
・歴史検証とは何ですか?
・朝鮮人の虐殺はない。
・この人の専門分野
・歴史的事実は、一方の側だけの悪行を明らかにするものではありません。