漱石と初対面の「泉鏡花」頼んだことは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう9月7日は、1939年に泉鏡花が亡くなった日です。
「高野聖」「婦系図」などが代表作で、中には映画化されたものもあります。
鏡花の作品はプロを唸らせたもので、例えば川端康成が評価していました。
「泉鏡花氏程 豊富で変幻極まりない語彙を持ってゐる作家は恐らくあるまい」-「現代作家の文章」から-と評しています。
そして夏目漱石は、そのデビュー作「吾輩は猫である」に鏡花の名を登場させています。
くしゃみ先生のセリフとして「鏡花の小説にゃ雪の中から蟹が出てくるじゃないか」と書いています。
漱石もまた、鏡花を天才と評した一人でした。
漱石と鏡花は実際にあったのはほんの数回でしたが、その最初の面会で鏡花はあるお願いを漱石にしたんだそうです。
そのお願いとは一体何だったでしょうか?
漱石と初対面の「泉鏡花」頼んだことは?
青 -漱石の娘を紹介
赤 -仕事のあっせん
緑 -本日静岡の半島視察
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ことば検定 答え
赤 -仕事のあっせん
<今日の緑のボケ> 「いずみきょうか」ではなく「伊豆見 今日か」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
夏目漱石と泉鏡花は漱石の方が6歳年上でしたが、漱石の作家デビューが遅かったので、作家としてのキャリアは鏡花の方がありました。
2人がそれぞれ42歳と35歳の時、鏡花は事前の連絡もなしに漱石の家を訪問しました。
この時、漱石は旅行の2~3日前で忙しそうだったと言いますが、鏡花はこんな風に言っています。
ー「新小説」増刊号「文豪夏目漱石」(1917年1月号)から
江戸児(えどっこ)だから長いことを饒舌(しゃべ)るには及びません、半分いへば分かってくれる、てきぱきしたもので、(中略)
品があって、遠慮はないまでも、礼は失はせない。
このように快く迎えてくれたのです。
漱石の日記にも、その日のことが書かれています。
ー八月二十七日 朝 泉鏡花来。
月末で脱稿する六十回ものを、朝日へ周旋してくれといふ・
当時 漱石は朝日新聞の社員で、文芸欄に連載を持っていました。
そこで鏡花は、自分の原稿を朝日新聞に取り次いでくれないかとお願いに来たのです。
漱石はさっそく手紙を書いて、無事連載されるようになったのが「白鷺」という小説です。
この時、原稿料の前借りも依頼したようです。
作家としてのキャリアは漱石より長かった鏡花ですが、その暮らしは苦しかったと言われています。

前回の問題

□ トランプ氏署名 国防総省の別名は?
【お天気検定】
□ 「シャインマスカット」食べごろの見分け方は?
【グッド!モーニング検定】
□ 新制度によって認められることは?

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