愛知の名物、きしめんの専門店「星が丘製麺所」でひんやり麺を〜名店が力を合わせ新しい味を創作 | ことりっぷ
きしめんといえば、愛知が誇るご当地グルメとして全国的にも知られていますが、実はきしめんを提供するお店が少なくなっているとか。そんな状況をなんとかしたいと、人気うどん店の店主がタッグを組んで作り上げたきしめん専門店をご紹介します。本物の味を提供しながら気軽に自由に楽しめる、新しいスタイルのきしめんに注目です。
愛知・名古屋のご当地グルメ、きしめんは、鰹出汁の効いた汁や幅広の麺が特徴で地元ではうどん店で楽しめるメニューのひとつという存在。実は専門店は少なく、さらに手打ちの麺は作るのに技術も手間も必要で、食べられるお店は貴重となってしまいました。そんな中、きしめんを愛する「うどんや太門」と「手打ちうどん高砂」の店主2人が、地元のソウルフードを守りたいという思いで作り上げたのが「星が丘製麺所」です。
「星が丘製麺所」では、麺の量、スープ、具材をそれぞれ自分の好きなものを選んで、自分だけのきしめんを楽しむことができます。汁は白、赤、味噌のほかカレーやかまたまなども。汁は温かいものと冷たいものも。具材はかつおぶし、わかめなどの定番の具材のほか、台湾ミンチや篠島しらすなど15種以上。天ぷらも15種類以上から選べます。
まず一番人気なのが「太門」。冷たい白つゆにスライスしたすだち、ネギという組み合わせです。白醤油が引き立てる出汁の旨みがじっくりと堪能でき、すだちのキリッとした酸味が食を進めてくれます。
味噌つゆを使ったおすすめの組み合わせが「星麺」。冷たい味噌つゆにフレッシュなパクチーと天かす、ネギという意外な組み合わせですが、こちらもどんどん食べたくなる不思議な美味しさ。きしめんを味噌で、しかも冷たい汁で楽しめるのもこちらの店ならではです。
「星が丘製麺所」ではきしめん以外にさまざまなメニューを創作していて、きしめんの出汁で炊いたご飯「だしめし」や味噌つゆを使って作った「味噌おでん」なども。ビールなどお酒もあるので、夜はお酒とおつまみを食べて、シメにきしめんという楽しみ方もできます。
さらに、きしめんを製造するときにどうしても出てしまう切れ端を細かく刻んで生地に混ぜ込んだ「カヌレ」や「サーターアンダギー」もおやつとして販売しています。その名も「キヌレ」と「キーシーアンダギー」。きしめんも小麦からできているので、まったく違和感なく、もっちりとした食感が楽しいお菓子に仕上がっています。
きしめんを自由に、美味しく楽しむことをテーマにした「星が丘製麺所」。地元の人も驚きの新しい楽しみ方を発見できるお店に、ぜひ足を運んでみてくださいね。