過去最多の56人が立候補した東京都知事選では、現職の小池百合子氏が3期目に再選し、強さを見せた。
実業家の堀江貴文氏は「蓮舫氏の支持者はテレビを見る人が多いが、一方で石丸氏の支持者は石丸氏のユーチューブを見る人が多い。そういう意味ではユーチューブは選挙でもとっくにテレビの影響力を超えている」と分析した。
-以下は抜粋です
――先日の東京都知事選では、元安芸高田市長の石丸真治氏が躍進しました。石丸氏の躍進には、インターネット、特にYouTubeの影響が大きかったと思いますが、いかがでしょうか。
堀江貴文
はい。もし私が選挙に立候補するなら、YouTubeをたくさん使います。他の候補者の中にはYouTubeをあまり使わない人もいましたが、私には全く理解できません。みんなYouTubeを見ているので、YouTube動画を作って配信すればいいんです。なぜそうしないのか、本当にわかりません。
皆さん、YouTubeをバカにする人がまだいるんですが、コロナ禍で見る人が増えて、影響力ではすでにテレビを超えています。私のYouTubeチャンネルも、テレビに出ていた頃よりも老若男女問わず見られています。社会的影響力のある人たちも見てくれているので、とっくにテレビは追い抜かれていると思います。
これまでテレビは「バカでも見られるメディア」という位置づけだった。しかし、YouTubeもテレビも動画メディアだ。そしてテレビと違って番組数の制限がないので、見たい時に見たい動画を見られる。だから、テレビよりもYouTubeの人気が高まったのも不思議ではない。
もちろん、テレビをまったく見なくなったわけではない。特に上の世代はYouTubeとテレビを一緒に見ている。蓮舫氏の支持者も上の世代が中心だったから、彼らは驚いた。「なぜ負けたのか?何かの陰謀か?」と聞くほど、衝撃的な敗北だったのだろう。当初、テレビでは「小池vs蓮舫」と報じることが多かった。まさか石丸氏に負けるとは思っていなかったのだろう。
でもそれは、テレビや新聞といったオールドメディアしか見ていなかったからに過ぎない。ユーチューブを見ていたら、石丸の影響力が大きくなっていることは事前に分かっていたと思う。左翼やリベラル勢力は朝日新聞や東京新聞、望月衣塑子らの発信ばかり見ているから、現実が見えにくいのだ。
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