日本米菓大手亀田製菓のジュネジャ・レカ・ラジュ会長兼最高経営責任者(CEO)が「日本は考え方を変え、移民の受け入れを拡大すべきだ」と発言し、波紋を広げている。
この提言に対し、経済評論家の門倉崇氏が述べた意見が「正論すぎる」として話題になっている。
移民拡大を重視
亀田製菓のジュネジャCEOは、日本は少子高齢化、労働力不足に直面しているため、移民を受け入れる以外に選択肢はないと指摘した。
さらに「グローバル化は必要だ」とし、外国人を柔軟に受け入れることが日本経済活性化の鍵であると述べた。
この発言はネット上で賛否両論分かれており、
「人手不足を補うための現実的な意見だ」
「日本の文化と安全保障は変わるのか?」
このような声がたくさんありました。
コストと成長のバランスを指摘する
一方、この議論に関して経済評論家の門倉崇氏がヤフーのコメント欄に投稿した意見が注目を集めている。
門倉氏は、移民受け入れ拡大の短期的な効果として「財政負担の増加」を挙げ、次のように述べた。
「西側諸国では、移民受け入れによる短期的な財政負担の高さが、労働力の増加による高い成長率を打ち消しているのが現実だ」。
さらに「政策コストがかかる移民の受け入れではなく、日本人労働者の生産性を高めることで成長率の加速を目指すべきだ」と提言した。
この冷静な発言に対し、ネットユーザーらは「非常に真っ当な指摘だ」「日本の将来を考えた意見だ」と称賛の声が相次いだ。
門倉氏の意見に共感の声
亀田製菓社長の発言と門倉氏の意見に対するネット上の反応は以下の通り。
「門倉教授の指摘は核心だ。移民に頼るのではなく、生産性の向上が第一だ」
「ヨーロッパやアメリカでの移民の受け入れ状況を見ると、現実はそれほど簡単ではありません。」
「亀田製菓は移民を受け入れて利益を上げているから言える。一般企業ではそう簡単ではない」。
「移民を拡大するのではなく、AIや効率化で労働力不足を解決すべきだ」。
このほか、「亀田製菓はいつの間にか外国人に乗っ取られている」といった皮肉や移民政策への不安を表明するコメントもあった。
移民論争の今後
少子高齢化が進む日本では、労働力確保の手段として移民の受け入れ拡大が頻繁に議論されている。
しかしその一方で、門倉氏が指摘する「経済的負担」や「生産性の向上」といった課題も無視できない。
亀田製菓社長の発言で再燃したこの議論は、単なる賛否両論の二極化ではなく、「日本の将来はどうあるべきか」という根本的な問いを投げかけているのかもしれない。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・移民受け入れは成長戦略ではなく、最も愚かな政策である。
・インドは米がたくさん生産されていて、お菓子も柿の種くらい作れるから、インドで会社を作ればいいのに。
・こういった意見に出会えるのがSNSのいいところですね。いつもありがとうございます😊
・海外に工場を建ててそこで働く。
・多くの地元住民は、それが引き継がれたことを知りません。母は全く知らなかったので怖がっていました。
・結局、日本人はそうするしかないのだ。
・亀田は近年、韓国に魂を売って製品を変えてひどい目にあったが、引き継がれた。同意。