キャベツの価格高騰について、「キャベツ農家」ことX(元Twitter)ユーザーSITO.さんが投稿した意見が注目を集めている。
「とんかつ肉よりキャベツの方が高い」と書かれたスーパーの写真を引用し、「実はこれが今の適正価格に近い」と現状を説明し、訴えた。価格の裏で農家が直面する厳しい現実。
SITO氏の投稿。農業を取り巻く環境は大きく変化していると指摘。
「機械設備の価格は20年前と比べて約2倍になっています。肥料の価格もここ数年で2倍になっています。人件費も年々上昇しています。」
こうしたコストの増加が農業経営をますます困難にしているとしながらも、キャベツの価格は長年にわたって横ばいであるとも指摘する。 「それでもキャベツの価格は以前とあまり変わっていない」と農家の価格抑制努力を強調する。
投稿では最近のキャベツ価格の高騰について「農家がキャベツの生産を続けるためには、この価格が国民に受け入れられると助かる」と述べ、その重要性を強調した。
スーパーのキャベツの値段は地域や品種によって異なりますが、写真では1個あたり498円(税抜)と記載されています。この価格を「高すぎる」と感じる消費者もいる一方で、SITO.さんの投稿には多くの共感のコメントも寄せられた。
キャベツ農家なんですが、実はこれ、
これは現在の適正価格に近いです。機械設備の価格は20年前と比べて2倍近くになっています。肥料の価格も近年2倍に高騰しています。人件費も年々上昇しています。しかし、キャベツの値段は当時からあまり変わっていません。 …
— SITE.(シト) (@IaaIto) 2025 年 1 月 6 日
SITO.さんの投稿は2万件のリポストと1,100件のコメントを集めるなど大きな反響を呼んだ。
賛同の声
「養殖コストを考えれば、この値段はまだ安いと思いますよ」
「農家が適正な利益を得られなければ、日本の農業は成り立たなくなる」。
疑問の声
「依然として高価であると感じている消費者にとって、これは厳しい現実です。」
「製造コストを下げる方法はないか?」
農業は、気候変動や国際肥料価格の上昇など、多くの要因の影響を受けています。また、農家の高齢化や後継者不足といった深刻な問題も抱えています。このような状況下で農家が生きていくためには、農産物が適正な価格で買い取られることが不可欠です。
キャベツの価格高騰は消費者にとって負担となっているが、その背景には農家の努力と厳しい現状があることがSITO.さんの投稿で強調されている。農産物の適正価格について消費者と農家の理解が深まる機会となりそうだ。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・デフレだったから。
・まあ、今まで農産物の価格が大きく上がらなかったのは本当に珍しいですね…。
・キロ当たりの肉よりも高いですか?もちろんそうではありません。
・キャベツなどの野菜を毎日食べられるのはありがたいですね。
・キャベツは収穫や輸送を考えると安いと思っていました。お好み焼き屋さんって大変ですね…。
・はい、そんな気がします。どう考えてもキャベツ1個158円っておかしいですよね。
・キャベツの値段に驚く前に、農家さんの苦労と負担を知っておきましょう…。