お笑い芸人のほんこんが4日、ラジオ大阪「土曜午後トコトンほんこん!」に出演し、「第75回NHK紅白歌合戦」について意見を述べた。
番組では紅白に出演した南こうせつさんの行動を称賛する一方、番組全体の選曲や視聴率については批判的なコメントをしていた。
南こうせつの「ブルーリボンバッジ」を称賛
番組冒頭、ほんこんは『紅白』での南こうせつの行動について言及。拉致被害者救出の呼び掛けの象徴であるブルーリボンバッジを胸に付けて歌う南さんは「素晴らしいことだと思った」とたたえた。 「アーティストがこのような行為をしているのに、日本の政治家は本当に行動を起こすのか?」と疑問を呈し、政治家の対応を批判した。
さらに「相方(板尾創路)とは過去にも共演したことがあります」と自身の思いも交えて南こうせつを褒めた。
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紅白にクレーム「なぜK-POPなの?」
一方で、紅白の選曲や構成については不満を隠さなかった。 「受信料を払っているのに、なぜK-POPをやらないのか」とK-POPアーティストの紅白出演に疑問を呈し、もっと日本の歌手が出演すべきだと主張した。 「吉幾三さんを入れないのはおかしい」と具体名を挙げて批判した。
ほんこんさん自身は普段は紅白を観ることはなく、「ねのぼりにっぽんの歌」の方が好きだとコメント。 「年に一度だけ、派手なスパンコールのジャケットを着た歌手が出てくるのを楽しみにしている」と邦楽番組への思い入れを語った。
視聴率回復に懐疑的な意見も
さらに、今年の紅白の視聴率が昨年に比べて上がっていることにも納得がいかない様子だった。同氏は「人々は景気が1%、2%上昇し、回復したと言っているが、彼らが言っているのはそうではない」と述べた。 「昨年より良かった」としたNHKの評価基準に疑問を呈した。
今年の『第75回NHK紅白歌合戦』の世帯平均視聴率は、第1部が29.0%、第2部が32.7%だった。前年に比べ、第2部は0・8ポイント増加したが、ほんこんさんは「どこに『回復』と言っているのか」と不満を漏らした。
「ほんこんさんの意見に共感します」vs「紅白も時代の流れ」
ホンコン氏の発言はネット上で賛否両論を巻き起こした。
同情の声
- 「ほんこんが言ったように、もっと日本のアーティストにスポットライトが当たってほしいです。」
- 「吉幾三が紅白に出ないのは確かに悲しい」。
- 「南こうせつのブルーリボンバッジをもっと話題にしてほしい」。
否定的な意見
- 「K-POPは若者の間でも人気がありますが、時代の流れなのでしょうか?」
- 「紅白に多様性を取り入れることは悪いことではないと思います。」
- 「ほんこんさんの意見は、ある意味懐かしいですね」
紅白の「多様性」と「日本らしさ」のバランスを考える時期に来ている
ほんこん氏の意見は、紅白が「伝統」と「多様性」のバランスをどうとるべきかという議論を象徴するものだ。 K-POPアーティストなど海外アーティストの起用は若年層の視聴者獲得効果が期待される一方、「日本らしさ」を求める視聴者からの反発もある。
紅白が時代の流れに適応し、日本の音楽文化を継承する場であり続けるためには、多様な世代や価値観に配慮した制度の構築が必要です。今年の視聴率上昇が「回復」ともてはやされる中、視聴者が求める紅白像を探る試みは今後も続きそうだ。
紅白の今後のビジョンは何ですか?
『第75回NHK紅白歌合戦』は視聴率が微増した一方、内容については議論が続いている。ほんこん氏の指摘は一部の視聴者の声を代弁しているともいえるが、紅白が国民的人気番組であり続けるためには、さらなる工夫と進化が求められるかもしれない。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・番組が終わってからではなく、出演者が決まった時にもっと怒ってほしかった🫵
・J受信料とK受信料(3倍)を別途いただきます。
・せめてK(関西)-POPに行ってください!
・外資が入ってくるとそうなります。
・アニソンは海外でも人気が高いでしょう。
・K社
・数年前はあんなにひどかったのに。 K-POPはかなりひどいと思うけど、変なコントが流行らなくなったので良くなった気がする。