・自民党の派閥政治資金集めをめぐる政党秘密資金問題で、政党秘密資金の存在がクローズアップされ、今国会でも議論の焦点の一つとなっている。自民党の元幹事長は中国新聞の取材に対し、「公表されていないお金」は党幹部が激戦区の政党支援に行く際に使われると証言。そのお金の原資は選挙の年に増える政策活動費だと語った。
疑惑の当事者は口が堅い。引退した元幹部らが語ってくれるかもしれない。2019年まで自民党幹事長を務めた久米明氏(70)に話を聞くと、取材に応じてくれた。
・選挙中に選挙スタッフに贈り物をするのは合法。政治家同士であれば、各政治団体の政治資金収支報告書や候補者の選挙運動費用収支報告書に記載できるが、久米氏が言っているのは「公表されないお金」。政党が政治家個人に渡す「政策活動費」で、使い道の報告は義務付けられていない。
「普段は、車の中で相手のポケットに(現金の入った)封筒を突っ込むだけ。それがバレないお金なんです」と久米さんは言う。「勝つためにできることは何でもします。結局は戦いですから。勝たなければ意味がない。100万円をケチって負けたら後悔する」
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