大晦日と元日は年中無休で営業すると謳うイオンの広告がネット上で物議を醸している。
広告には「この国で頑張っている皆さん、誕生日おめでとう!」という力強いメッセージが盛り込まれていたが、SNS上では賛否両論だった。
広告コンテンツ
広告には「イオンは大晦日、元旦も年中無休で営業しております」とあり、「2025年がお客様お一人お一人に笑顔があふれる豊かな年になりますよう願っております」と書かれている。 』と結ばれています。一方で「はっけよい」という言葉は、「気を引き締めて頑張っていきましょう」という応援のメッセージを伝えるときに使います。
こういうことは会社のイメージを悪くすると思います。 pic.twitter.com/5I9na0F46N
— 胸 (@yuraku) 2024年12月31日
気になる労働環境とメリット・デメリット
この広告についてSNS上ではさまざまな意見が飛び交っている。
●批判的な意見
「従業員のことを考えていますか? 24 時間 365 日の稼働は大きな負担です。」
「このような働き方を推奨する企業の姿勢が、日本の労働環境を悪化させている原因です。」
「『はっけよい』という前向きな言葉で前線の犠牲を美化しているような気がする」
●賛同意見
「年末年始のお忙しい中、営業していただきありがとうございました。本当に感謝しています。」
「需要があり、それを必要としている人がいるから運営している。ただ批判するのではなく、バランスを取ることが重要だ」。
「企業が生き残るためには営業努力が必要。従業員もそれを意識して仕事に取り組むべきだ」。
●冷静な意見
「24時間営業は顧客にとっては便利だが、従業員の待遇も改善してほしい」。
「働き方改革が叫ばれているこの時期に、このような広告が出るのは時代錯誤な気がします。」
企業姿勢と社会的責任
この広告が批判されているのは、日本の長時間労働と過酷な労働環境に対する懸念があるからだ。 24時間365日営業は顧客にとって便利な一方で、従業員の負担が増大しやすいという側面も見逃せません。問題は、広告で伝えた「頑張るすべての人へ」というメッセージが、実際に現場で働く従業員の心に寄り添っているかどうかだ。
「はっけよい」という言葉の選び方や広告デザインの明るいトーンが労働者の負担を軽視しているように見えることも批判の理由だ。一方で、需要に応じて24時間365日営業を続ける同社の取り組みを評価する声もあり、企業がどのようにバランスを取るかが重要だ。
労働環境とイメージ戦略
イオンのような大企業が従業員の労働環境にどのように配慮し、社会的責任を果たしていくのかに注目が集まっている。 365日稼働スタイルは顧客から支持される一方、労働環境の改善や休日導入の検討など、企業側も時代の流れに合わせた対応が求められるだろう。
広告で伝えたいメッセージが本当に人々に届くためには、現場の声を反映し、お客様だけでなく働く人たちも笑顔になれる企業姿勢が必要です。この議論が日本全体の働き方や休息の価値を見直すきっかけになれば幸いです。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・大丈夫じゃないですか?
・お客さんが来るからいいじゃないですか。百貨店も開店時間が短縮される。
・お金を稼ぎたい人にとって、正月に働くことは驚くほど良いことです。パートやアルバイトならなお良いと思います。私も若い頃は自分でやっていたのですが、営業時間が短いにもかかわらず時給が高くて得した気分でした。
・年末年始はカレンダー通りにいかないこともありますが、それはそれでいいと思います。
・本社ではボーナスも頂き、長期休暇を頂きました。時給が支払われるのは事務員のみです。
・正月に休むのはもったいないので、働くことに全く違和感はありません。年末年始手当もあるので、仕事をしていて家族がいてお金が必要な人や、みんなの年末年始に合わせて休みたい人は、基本的に休みます。イオンのテナント出身です。
・代わりにもう 1 日休んでも問題ありません。